レクサス新型IS500 F SPORT Performanceで久々に雪解け後のドライブへ…背徳感あるV8 NAは自制心と体が相反する悪魔のスポーツセダンだ
雪もようやく落ち着き、久々にV8 NAのコールドスタートを堪能
2023年4月に私に納車されて、もうすぐ2年が経過するレクサス新型IS500 F SPORT Performance[2WD]。
冬の間はほとんど動かすことなく、バッテリー上がりを避けるため、定期的にガレージの中で1時間~1時間半ほどアイドリングさせることがほとんどでしたが、ようやくガレージから解放して公道にて走らせることに。
このご時世に逆行するマルチシリンダーでノンハイブリッドを採用するIS500 F SPORT Performanceのコールドスタートは、どこか背徳感がありながらも、他のノンハイブリッドモデルとは異なる轟音が男心をくすぐると言いますか…
納車されてもうすぐ2年が経過する今でも、コールドスタート時の緊張とワクワク感が消えないのも、この車の最大の魅力なのかもしれません。
IS500 F SPORT Performanceは走らせたときのサウンドに大きな価値がある
早速、田舎道を中心に走らせつつも、雪解け&外気温も10度超えで路面もドライになったワインディングへ。
IS500の力強い加速と、アクセルを踏んだ瞬間のレスポンスの良さ、そして後方から聞こえてくる猛獣のような重々しく、しかし乾いたような響き方を演出してくれるV8 NAのサウンドは、近年の国産車では体感できないもので、この音を聴くだけで「今日は走らせて良かった」と思えるほど。
オルガンペダルから僅かに伝わってくる振動やフリクション、今まさに「V8を駆っている」というドライバビリティーの満足度は、他の国産車とは比較できないほどに唯一無二。
V8 NAの魔力たるや、心と体が相反することも
IS500を走らせる度、私自身の心は常に高揚していて、その気持ちを抑えつつも「落ち着いた運転を心がけよう」と葛藤するわけですが、たまに自身が思っていることと体が相反することがあり、気が付いたらV8 NAのサウンドを響かせ、気が付いたら自身の足がアクセルを踏み込んでいた、なんてことも。
この車のアクセルを踏んだ瞬間の気持ち良さは筆舌に尽くしがたいですし、ワイルドスピードのスカイミッションで、ドミニク・トレッドがWモータース・ライカンハイパースポーツのアクセルを踏み切る際、「野獣を解き放つ」の意味がわかったような気がしたんですよね。
車種は全然違いますし、値段も希少性も異なることはわかってはいるものの、私の中ではそのワンシーンが出てくるぐらい、IS500は何か特別な力を持っているんじゃないか?と思ってしまうんですね。
この車に出会えたこと、N8 NAの魅力に気付けたことは良かった
そう考えると、このスタイリングと高級感を持ち合わせつつ、込々950万円でV8 NAセダンの魅力に気付けたことは、私の人生にとって間違いなくプラスですし、自分自身がレクサスISを好きでい続けられたこと、そしてスポーツカー/スーパーカーを好きでい続けた結果が、今のIS500を所有することに繋がっていると思うんです。
改めて、この車に出会えて本当に良かったと思えますし、数字だけを見たら「ISに950万円なんて高すぎるわ!」と思われる方も多いと思いますが、それ以上に所有満足度は高く、私にとっては人生最高の買い物だったと気づかせてくれた車なんです。