日産の新型フェアレディZ (RZ34)で往復400kmの久々長距離ドライブ!燃費は相変わらず優秀だが、ヘッドライトや足回りの点で不満が多数?

久々のフェアレディZでの長距離移動はやっぱり楽しい

2023年2月に私に納車されて2年以上が経過した、日産の新型フェアレディZ (Nissan New Fairlady Z, RZ34) version ST[9速]。

走行距離もようやく10,000kmを突破し、つい先日「納車後法定24か月点検」を受けたばかりなので、今回は点検後初めてとなる往復400km程度の長距離移動で活用することに。

何気にRZ34での長距離移動は2024年の夏以来なので、少々緊張しながらの移動ではありましたが、相変わらず街中での注目度は抜群で、特におじ様を中心としつつ、若年層の男性からの視線を集めるなど、まだまだRZ34の街中での希少性は高いのかもしれません。

今回は、往復400kmほど走らせての燃費性能や気になるポイントなどを見ていきたいと思います。


やっぱりフェアレディZ (RZ34)の燃費は優秀

まずはフェアレディZ (RZ34)の燃費について。

今回は往復400km程度のロングドライブで活用したわけですが、割合として約8割程度が高速道路になり、高速道路走行時の走行モードは「SPORT」、一般道は「STANDARD」に設定しての走行でした。

なお高速道路では、概ね100km/hほどに固定したクルーズコントロールに設定して定速走行していたわけですが、その際の燃費性能も優秀。

気が付けば約400km走らせての区間平均燃費は13.3km/Lと、排気量3.0L V型6気筒ツインターボエンジンを搭載するスポーツカーとは思えないほど。

メーター情報もこんな感じ。

満タン給油しての平均燃費や、Tripメーターがリセットされた状態から走らせ、トータル約540km走らせての区間平均燃費は13.2km/L。

航続可能距離も残り224kmなので、走り方次第では無給油で750kmは走行できそうです。

一時期は、約9割程度が高速道路走行で15km/Lを維持していましたが、そのときは無給油800km~900kmがほとんど。

外気温もこれから更に高くなり、更に走りやすいシーズンになるでしょうから、安全運転を意識して周りの流れに合わせて走行すれば、それなりに優秀な燃費性能をたたき出してくれるのがRZ34。

過激でスポーティな走りだけじゃない、実はエコな走り方ができるのも、この車の魅力の一つだと思います。

ハンドル支援が備わっていないのは、良くも悪くも日産らしいところ

ちなみに、RZ34の場合は車線を検知することはあっても、車線をはみ出さないようなハンドル支援が付いていないので、この点は良くも悪くもZらしいところ。

ハンドル支援があることで、スポーツカー本来の良さが失われてしまうといった不満も出てくるでしょうから、日産としても「コストを抑える」ことも目的の一つとして、敢えて設けなかった機能なのかもしれません。

参考までに、他のスポーツカーのシビックタイプR (FL5)やIS500 F SPORT Performanceでは、ハンドル支援が備わっていて、特に高速道路を中心としたロングドライブでは重宝されますし、何よりも手動でハンドル支援のON/OFF操作ができるのは魅力的だと思います。

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