日産ディーラーにはこんなリクエストが来ている?「アリアのe-POWER版を出してほしい」「次期エルグランド(E53)/GT-R R36はいつ登場するの?」等

日産ディーラー曰く、顧客からは「厳しい言葉」やリクエストが多々あるようだ

ホンダとの経営統合や、役員体制の大幅な変更など、何かとバタバタが続いている日産。

日産車を販売する日産ディーラーでも、「2025年は販売できる新車・新型車があるのかどうか、とても不安な1年になりそう」といった声もあり、その一方で既存の顧客からも「厳しい声」や「リエクスト」などが多く寄せられているそうです。

私がいつもお世話になっている日産ディーラーでも、新規のお客さんや既存のお客さんから「様々な声」を頂くそうで、今回は実際にどういった声が届いているのか取材させていただきました。

あくまでも私がお世話になっている日産ディーラー(3店舗)での話になるため、全国の日産ディーラーでも同じような意見が出ているとは限りませんから、あくまでも参考程度に見て頂けますと幸いです。


アリアのデザインでe-POWERモデルを出してほしい

まずは、日産のピュアEVクロスオーバーでお馴染みとなるアリア (New Ariya)。

発売当初は、初回限定モデルとなるLimitedが発売され、その後はスタンダードモデルとしてB6[2WD/4WD]、そしてB9[2WD/4WD]が発表されましたが、部品・半導体不足や塗装問題などで中々生産できなかったものの、2025年3月中旬時点では、新規発注をかけても2~3か月ほどで納車可能となっています。

そんなアリアですが、ユーザーからの意見としては「近未来的でカッコいいし、いつかは購入してみたいSUVの筆頭」といった好意的なコメントがある一方で、「やっぱり電気自動車だと抵抗がある」「電気自動車だと高くて手が出せない(購入できない)」「燃えないか心配だし、雪国住まいだと色々と不安がある」「e-POWERモデルで登場したら間違いなく買う」といった意見も多いのだそう。

特に日産の既存顧客の多くが、「日産=e-POWER」といったイメージを持っているからなのか、「アリアでe-POWERモデルを出さないのはおかしい」といった意見もあるとのことですし、それこそエクストレイル e-POWER (T33)の上位車種としてラインナップしても、十分注目されるかもしれませんね。

シエンタ/フリード対抗のコンパクトミニバンを出してほしい

続いて、こちらも顧客からの要望がとても多いのが、トヨタ・シエンタ (Toyota Sienta)やホンダ・フリード (Honda New FREED)のコンパクトミニバンを作ってほしいというもの。

過去のラインナップモデルでいえば、キューブ (Cube)もしくはラフェスタ (Lafesta)を現代的にアップデートしたモデルだと思われますが、このモデルについては、日産ディーラー側も「日産メーカーとの製品勉強会の際、商品企画の担当スタッフと話したときに開発する計画である」とコメントがあったことから、将来的に市販化が期待できそうなところ。

実際のところ、日産の中期経営計画「The Arc」でも、キューブの現代版と思わしきシルエットが確認できますし、どのモデルをベースにしているかまでは不明ながらも、現代のコンパクトカーもしくはプラットフォームをベースにするのであれば、ノート (Note, E13)/ノートオーラ (Note Aura)をベースにして、後席スライドドア化するのが現実的なところ。

個人的な推測ではありますが、おそらくはノートの派生車種として登場することが期待できそうですし、パワートレインもノート/ノートオーラと同じ排気量1.2L 直列3気筒エンジンをベースに、第三世代のe-POWERシステムを採用することは想像に難しくないと思います。

2ページ目:次期エルグランド (E53)はいつ登場するの?次期GT-R R36は?