これは流石に酷い…レクサス新型LX600で往復830kmの長距離弾丸ドライブ!メーター燃費とアプリの乖離が大きく、アプリ上では平均速度「220km/h」を表示するポンコツ仕様
ただ単に所有するだけでなく、実際にたくさん走らせてみないとわからないことも多い
2023年5月に納車されて1年10か月(22か月)が経過した、レクサス新型LX600ベースグレード・3列7人乗り[4WD]。
前回の往復440kmのロングドライブに続き、今回は更に倍近くとなる往復830kmのロングドライブを実施。
しかも1泊2日のゆったりドライブではなく、僅か1日での弾丸ドライブになるわけですが、実際の運転時間は半日近くかかっているにも関わらず、レクサスオーナーズアプリのバグの影響により、平均速度や走行時間、更には平均燃費がとんでもないことなっているんですね。
具体的にどのようなバグが起きたのか?実際に所有して走らせているオーナーだから起き得る珍しい症状を見ていきましょう。
今回も高速道路メインの往復830kmの弾丸移動
今回の長距離移動も、高速道路での移動がメインとなりますが、基本的には90km/h~100km/hの速度に固定してアダプティブクルーズコントロールでの高速巡航となります。
他の最新のトヨタ/レクサス車に比べると、クルーズコントロールスイッチを押してから”SET”レバーにしないとクルコン巡航できないため、この点は世代の古さを感じつつ「発売時期から考えると仕方ないか…」と思ってしまったり。
2025年3月24日に発売されたマイナーチェンジ版では、新世代予防安全装備Lexus Safety Sense 3.0が採用されたため、おそらくはクルーズコントロールの設定方法もワンアクションのみでの設定に変更されているでしょうし、ステアリングスイッチの押しづらさも解消されていると良いのですが…
旧世代LSSだからなのか、クルーズコントロールの速度調整は不自然
あとはクルーズコントロールの速度調整や減速のナチュラルさもアップデートされていることを願うばかり。
特にクルーズコントロールでの速度アップ時は、ゆるやかな加速ではなく急加速するようなステップアップ風な加速がほとんど。
あとはクルコンで減速する際も、10速ATという特性上、どうしても低回転域で走らせるために8速もしくは9速に固定して走りがちですが、その影響でエンブレの弱い惰性運転が目立つため、減速するときは不自然で強めのブレーキが多いため、この点もマイナーチェンジでの改善・変化を期待したいところです。
敢えての渋滞が発生しやすい午前~夜にかけての移動
ちなみに今回の長距離移動は、深夜から早朝にかけての比較的車が空いている時間帯ではなく、敢えて車が混みやすい時間帯を選んでの移動だったわけですが、意外にも停車するような渋滞は避けられたため大幅に燃費が悪化するような走りではありませんでした。
そのため、「メーター上での区間平均燃費は10.7km/L」と中々に優秀だったため、ガソリンの減りもほとんど気にすることなくスムーズに移動できたのはグッド。
LX600やランクル300は、街中や高速道路だと「3km/L~5km/L程度しか走れない」といったガセ情報が出回っていますが、その情報の多くがオーナーではない人物が一部の情報を切り取って拡散している内容にすぎません。
実際に両車を所有する身からすると、街中でも「7km/L~10km/L」ほど走れることはありますし、特に高速道路の割合が大きければ大きいほどストップ&ゴーの割合も少なく、低回転で高い速度をキープできるので「10km/L~12km/L」も意外と簡単に実現できます。
2ページ目:MY LEXUSのマイカーログのバグが酷すぎる?約270km走らせての区間平均速度が「220km/h」超えに?