とある条件で振動やビビリ音も…レクサス新型LX600を約23か月所有しての雑感。「直進安定性はランクル300よりも高い」「OTAアップデート/ソフトウェア更新が中止に」
早いもので、私のLX600も2回目の春を迎えることに
2023年5月に私に納車されて、もうすぐ1年11か月が経過するレクサスLX600ベースグレード・3列7人乗り[4WD]。
今回は、本モデルのちょっと気になるポイントに加え、2025年1月早々に配信されたソフトウェア更新/OTAアップデートはどうなっているのか?もチェックしていきたいと思います。
ちなみに、マイナーチェンジで200万円も値上げした新型LX600とハイブリッドモデルのLX700hに関しては、特別仕様車LX700h HIDEKI MATSUYAMA EDITIOINの抽選が漏れてしまった関係で、現時点で標準車含めて購入予定はなく、現在所有するLX600を乗り続けていきたいと考えています(またご縁があればマイチェン後のLX600もしくは新グレードで追加されるかもしれないLX600 F SPORTを購入したい)。
コールドスタート時はハンドル周りやインパネのビビリ音が目立つ
まず一つ目の気になるポイントとしては、LX600のコールドスタート時について。
特に外気温が10度以下で朝一のコールドエンジンスタート後、公道走行中にパドルシフトでシフトダウン → エンブレを効かせながら減速していくと、エンブレによる振動がステアリングやインパネ周りにも伝わってきて「ガタガタ」といったビビリ音も聞こえてくるように。
こういった振動やビビリ音(異音)に関しては、必ずしも毎回起きているわけではなく、上記のように外気温が低いとき(冬場が特に多いかも)、コールドスタート時といった制限された条件下において起きることなので、特に不満があるとかではなく「ちょっと気になるなぁ」という程度。
もちろん、異音や振動があるからといって「振動を抑えてほしい」とか「異音を無くしてほしい」と思っているわけではありません。
ただ単純に、「総額1,500万円近くもするフラッグシップSUVでも、特定の条件が揃うと振動や異音も起きるんだなぁ」という印象を受けただけになりますが、他のLX600でも同様の症状が起きるのか、RXやNXといった他の車種でも起きるのかは気になるところです。
高速巡航時の直進安定性は相変わらず、快適性も高い
続いては、LX600の直進安定性と快適性について。
前回、往復830kmの高速道路を中心とした長距離移動で利用した際、特にハンドル操作を必要としない片側4車線の直線にて、100km/h程度の速度で巡航していたところ、軽くハンドルに手を置く程度でも左右にズレることなく真っすぐ走ったのはお見事。
あまり比較対象にするのは良くないかもしれませんが、私が他に所有するトヨタ・ランドクルーザー300 (Toyota New Land Cruiser 300)に比べると直進安定性が高く、いかにもグランドツーリングカーっぽい走り。
但し、低速時からの「ブロロロロ…」というようなエンジン音の唸りは、ランクル300と上手く差別化(抑えてほしかった)ところ。
LX600には22インチの大口径タイヤホイールを装着しているにも関わらず、ランクル300の20インチタイヤアルミホイールに比べてロードノイズや振動も少ないですし、足もとのフロアマットやシートの座面に伝わってくる細かな振動含めて抑えられていますし、長距離移動も疲れにくく快適なんですよね。
何とも不思議な感覚の車ではありますが、ラダーフレーム構造を持ちながら、足もとのタイヤも大口径で乗り味が悪くなってもおかしくはないのに、その装備内容と見た目とは裏腹にラグジュアリーで快適性も上手く両立するのがLXであり、ランクル300と上手く差別化されている最大のポイントだと思っています。