フルモデルチェンジ版・レクサス新型ESが発表される一方でLSは販売終了を示唆?レクサス関係者「LSが廃止されることはない」と否定
新型ESの登場は、LSの廃止を示唆するものなのか?
2025年4月23日、中国・上海モーターショー2025にてレクサスのフルモデルチェンジ版・新型ESが世界初公開されますが、その一方で懸念されているのがLSの存続。
機能性やパワートレイン、デザイン性などを考慮すると、レクサスのラインナップモデルで最も先進的になりそうですが、同じセダンタイプでフラッグシップモデルのLSが置いてけぼりになり、いつ生産・販売終了されても不思議ではありません。
こうしたなか、トヨタ/レクサスの関係者に対して海外カーメディアが「LSの存続」について取材しています。
関係者「レクサスLSは世界的に廃止する予定はありません」
海外カーメディアmotor1.comは、レクサスのフラッグシップセダンとなるLSに関して、実際にレクサスの広報担当に問合せ・取材することに。
広報担当に「新型ESが発表されるということは何を意味するのか?このままLSの次期型が登場することなく、ESがフラッグシップセダンとして残るのか?LSはこのまま廃止なのか?」と質問。
これに対してレクサスの広報担当者は、「LSは今後、廃止されることはありません」と断言したそうです。
まず、レクサスの欧州法人であるレクサス・プロダクト・コミュニケーションズ(欧州)シニアマネージャーのパトリック・シェーレン氏は、「LSを世界的に廃止する予定はありません」とだけ明言。
そして、レクサスのアメリカ法人であるレクサス・コミュニケーションズ(米国)シニアマネージャーのリー・アン・セッションズ氏は、「日本では、”フラッグシップ”という言葉は、ブランドの中核モデルを意味します。ESはLSと同時に発売され、世界中で最も売れているモデルの一つであるため、まさにこの言葉に当てはまります。現時点ではLSに関するニュースはありません」と回答していますが、廃止や生産・販売終了に関する明言は避けています。
既にイギリス市場ではLSの販売を終了済
2017年より5代目として販売されているLSですが、現在のラインナップモデルの中では「かなり古いモデル」に分類。
長年にわたり販売台数は減少傾向にあり、レクサスは35年間の節目でイギリスでの販売を終了しました。
2024年にはわずか3台、2020年代に入ってからはわずか39台しか販売されておらず、イギリスからの撤退には、認証取得や規制上のハードルの高さも影響しましたが、LSはイギリス以外となる欧州の他の地域や世界中で引き続き販売されています。
ちなみに、日本市場向けに関しても、2025年内に終売になる?との噂も浮上しており、現行モデルとして最後の特別仕様車Final Editionが登場するとの情報もあったり…
現時点では確定した情報ではないため、あくまでも噂レベルではあるものの、今の技術やデザイン、そして価格帯などを考えると「LS購入のためのきっかけ」もなければ、食指が動く要素もほとんど無いため、徐々に淘汰されているのも仕方ない所。