ビッグマイナーチェンジ版・日産の新型エクストレイル (T33)が2025年8月に発表予定!LEDデイライト採用に加え、衝撃の「NISMO」と「ロッククリーク」を新設定

2025-05-18

何かとネガティブなニュースが続く日産だが、エクストレイル (T33)は大幅な進化を遂げる予定だ

2025年5月13日、日産は2024年度の通期決算において当期純損失は6,709億円であることを発表。

この他にも、新生日産による経営再建を図る「Re:Nissan」を発表し、新型スカイラインが登場することも示唆したわけですが、その一方で2025年夏にはビッグマイナーチェンジ版・新型エクストレイル (Nissan New X-Trail e-POWER, T33)が発表・発売される予定です。
※公式発表・発売前の情報になるため、ところどころで「予想」「見込み」「予定」と表現させていただきます

私もエクストレイル e-POWER G[2WD]を所有していただけに、今回のビッグマイナーチェンジはかなり興味深くも、その名の通り大幅な改良が実施される予定です。

おそらくは、2025年5月21日に世界初公開予定となっているフルモデルチェンジ版・トヨタ新型RAV4に真っ向から勝負を挑む一台になるのではないかと予想されます。


グレード構成を大幅に見直し!何とNISMOとロッククリークを新設定

まずはビッグマイナーチェンジ版・新型エクストレイル e-POWER (T33)のグレード構成を見ていきましょう。

現行モデルのラインナップとしては、排気量1.5L 直列3気筒VCターボエンジンを発電機とし、シリーズハイブリッドを採用した第二世代e-POWERの一択で、前輪駆動[2WD]と新世代四輪駆動[e-4ORCE]の2種類の駆動方式をラインナップしています。

今回のビッグマイナーチェンジでも、パワートレインと駆動方式は基本的に変わらないものの、グレード構成が大きく変更される予定です。

【(2026年)ビッグマイナーチェンジ版・新型エクストレイル e-POWER (T33)のグレード構成一覧】

[継続するグレード]

●基準車
・Sグレード[2WD/e-4ORCE]
・Xグレード[2WD/e-4ORCE]
・Gグレード[2WD/e-4ORCE]

●AUTECH
・AUTECH[e-4ORCE]
・AUTECH advanced Package[2WD/e-4ORCE]


[新規追加グレード]

★AUTEC SPORT SPEC[e-4ORCE]

★ROCK CREEK(ロッククリーク)[e-4ORCE]

★NISMO
・NISMO[e-4ORCE]
・NISMO Advanced Package[e-4ORCE]


[廃止グレード]

▲エクストリーマーX

以上の通りとなります。

スタンダードグレードの構成としては基本的に変更無しですが、エクストリーマーXが廃止となり、まさかのNISMOが追加されるとは予想外でしたね。

NISMOが追加されるだけでも十分すぎる改良内容だと思いますが、これだけで終らないのが今の日産であり、新生日産で復活を遂げるイヴァン・エスピノーサCEOの力量が試される瞬間だと思います。

ロッククリークは、アメリカ市場向けローグのオフロードグレード

ちなみにロッククリークは、既にアメリカ市場向けに販売されている新型ローグのロッククリークと概ね同じになると予想されます。

そしてAUTECH SPORT SPECは、セレナ (C28)/ノートオーラにも採用されているハイパフォーマンスグレードで、専用の足回りと専用タイヤなどが採用される予定です。

エクステリアも大幅刷新!遂にLEDデイライト採用へ

続いてエクステリアについて見ていきましょう。

今回のビッグマイナーチェンジでは、遂にフロントマスクやリアデザインも刷新予定です。

特にフロントグリルについては、現状のVモーショングリルから変更されるわけですが、アメリカ市場向けの現行ローグがベースとなるかまでは不明。

LEDデイタイムランニングライトを全車標準装備へ

ただその一方で、現行エクストレイルでは採用されていないLEDデイタイムランニングライトが全グレード標準装備されるのは朗報で、日中でも”へ”の字型LEDデイライトが点灯することで自車の存在を強くアピールし、事故防止につながることが期待されます。

遂にリアウィンカーも全車標準装備

そしてこちらも「日産頑張るなぁ」と感じたのが、リアテールランプのアップデート。

現行エクストレイルでは、全グレードにおいてリアウィンカーは非LEDの豆球タイプですが、今回のビッグマイナーチェンジにより、全グレードLEDに標準装備される予定なのも注目トピックス。

おそらく多くのユーザーからの意見を反映させるものだと思いますが、ここまで「標準装備」にしてくると、その分のスタートプライスも大幅に跳ね上がりそうなところです。

ただ、今後の日産は日本市場でも高価格帯のモデルを中心に販売していく考えを示しているため、エクストレイル (T33)のその例の一つなのかもしれませんね。

2ページ目:更に商品力を向上させるエクストレイル (T33)だが、一方で廃止される残念ポイントも?