遂に来た!25年ルールをクリアした日産スカイラインGT-R R34 Vスペックがアメリカの競売に出品!鮮やかなベイサイドブルーの入札額は?
25年ルールをクリアしたR34 GT-R Vスペックの価値や如何に?
アメリカで人気の日本製スポーツカー(JDM)。
映画「ワイルド・スピード」をきっかけに、トヨタ80スープラや日産スカイラインGT-R/フェアレディZ、スバル・インプレッサ22B STiといったスポーツモデルが高額値で取引される一方、日本では盗難の対象になっています。
そしてアメリカでは、本国独自の輸入規制となる25年ルールが存在し、右ハンドル仕様の車両が製造されてから25年が経過した場合、輸入規制が緩和するというルールがあるわけですが、この度スカイラインGT-R R34の一部モデルが25年ルールをクリア。
そして今回、正規のルート?にてアメリカに輸入された日産スカイラインGT-R R34 Vスペック (Nissan SKYLINE GA-R R34 V-Spec)が競売に出品され注目を集めています。
鮮やかなベイサイドブルーのR34 GT-R Vスペックが出品
こちらが今回、海外のオークションサイトBring A Trailerにて出品されているスカイラインGT-R R34 V-Spec。
本モデルは、2025年初めにアメリカ・イリノイ州ネーパービル 60563へと輸入され、とある中古車ショップが競売に出品。
本モデルの基本情報は以下の通りですが、走行距離は約41,000kmとそれなりに走らせているものの、内外装のコンディションとしては十分な内容となっています。
・シャーシ:BNR34005552
・走行距離:NISMOゲージクラスターで約41,000キロメートル
・パワートレイン:排気量2.6L RB26DETT型直列6気筒ツインターボエンジン
・トランスミッション:6速MT
・ボディカラー:ベイサイドブルー
・インテリアカラー:グレ
・ホイールサイズ:18インチエンケイ製RS05RRホイール
・駆動方式:ATTESA E-TS Pro 四輪駆動/アクティブリアリミテッドスリップディファレンシャル
・スーパーHICAS後輪操舵
・アフターマーケットオイルクーラー
・アフターマーケットフロントマウントインタークーラー
・IMPUL ECUチューン
以上の通りとなります。
過去に同じベイサイドブルーで、ワイスピの劇用車として活用されたR34 GT-Rが高額値で落札
改めてエクステリアを見ていきましょう。
本モデルは、累計4,194台製造されたVスペックシリーズのうちの1台で、年式としては1999年式、ボディカラーはベイサイドブルーにペイントされています。
映画「ワイルド・スピード4」にて、ポール・ウォーカーが運転したブルーのスカイラインGT-R R34にそっくりな見た目となっていますが、2023年に出品された劇用車と比べるとスタンダードなモデルになるため、その価値としては半値以下になると言われています。
※何と劇用車のV-Specは135万ドル(日本円に換算して約2億円)にて落札された
どのような背景でアメリカへと輸入されたのかは不明
見た目からして美しいベイサイドブルーのR34 GT-Rですが、一体どのような理由でアメリカに輸入されたのかは不明で、25年ルールをクリアするまで日本のヤードにて保管されていたのか、それともタイミング良く日本人の元オーナーが手放し、すぐにアメリカへと渡ったのか、この辺りの背景は不明。
ただオークション情報によると、本モデルは1999年にユーザーに納車されてから26年間に渡って定期的にメンテナンスされていたそうで、そのときのメンテナンスシートも全て保管されていることから、もしかするとギリギリまで日本人オーナーが所有していた可能性が高そうですね。
この他の特徴としては、以下のように社外製のパーツをいくつかインストールしているとのことで、いわゆる純正フルノーマルではなく、オーナー好みにカスタマイズされていることがわかります。
★オーリンズ製ショックアブソーバー
★18インチのエンケイ製アルミホイール(295/30ダンロップ製Direzza Ziiタイヤを装着)
★ニスモ製スタビライザーバー
★IMPUL製ECUチューン
★アップグレードされたインタークーラー
★新しいオイルクーラー
★Apex’i製ブーストコントローラー
以上の通りとなります。
純正パーツとしては、ブレンボ製ブレーキ関連やスーパーHICASリアステアリング、キセノンヘッドライト、オートエアコン、多機能LCDスクリーンなどを装備。