フルモデルチェンジ版・日産の新型ルークス/デリカミニと思わしきテストカー2台をスパイショット!ノーマルとハイウェイスターの2種類を展開か

過去に狭山パーキングにてスパイショットされた開発車両とは別のようだ

以前、埼玉県狭山市笹井にある首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の狭山PA駐車場にて、日産のフルモデルチェンジ版・新型ルークス (Nissan New ROOX)と思わしき開発車両が初スパイショットされ話題となりました。

このときは、「宇都宮 91-24」の仮ナンバープレートを装着し、ボディ全体にはカモフラージュラッピングによる偽装でテスト走行を行い、隣には利休カラーのC28セレナ (New Serena, C28)が並走していました。

今回は、別の仮ナンバープレートを装着した次期ルークスと思わしき開発車両が2台もスパイショットされているので、早速細部のデザインをチェックしていきましょう。


1台目となる次期ルークスと思わしき開発車両

via:X(旧Twitter)

こちらが今回、首都圏中央連絡自動車道にてスパイショットされた新型ルークスと思わしき開発車両。
X ID:@piedpiper0202様より引用

ボディ全体には、相変わらず分厚めのカモフラージュラッピングにて偽装され、デザインの細部が確認できないように対策されています。

そしてナンバープレートを見ていくと、「宇都宮 91-17」の仮ナンバーが装着されていることから、前回狭山PAにてスパイショットされた「宇都宮 91-24」の車両とは別である可能性が高そうです。

現時点では、次期ルークスに関する詳細は不明ながらも、ノーマルボディのルークスと、カスタムボディのルークス・ハイウェイスター (Highway Star)の2種類がラインナップされる可能性があるわけですが、今回スパイショットされている2台のリアデザインが大きく差別化されていないことを考えると、もしかするとフロントマスクのみでデザインを差別化する可能性も。

次期ルークスではフルLED化の可能性も高い?

この他の、「宇都宮 91-17」の開発車両の特徴を見ていくと…

・後席用アウタードアハンドルの位置からスライドドアを採用しているため、次期デイズではなくルークスである可能性が極めて高い

・スクエアボディの軽ハイトワゴンなのは、現行モデルからのキープコンセプト

・テールランプは小さなスクエア型が縦に2個並ぶタイプのLEDコンビランプ

・LEDテールランプの直下にあるクリアレンズ部は、おそらくLEDリアウィンカーである可能性が高そう

・アンテナは可倒式のポールタイプ

・トップルーフの中央に、謎の黒い物体アリ(テスト走行に欠かせない技術?)

・サイドミラーレンズが点灯していないことから、ブラインドスポットモニター[BSM]は採用されない可能性アリ

以上の通り。

なお、日産ディーラーより得られた情報としては、どうやら次期ルークスではフル液晶メーターが採用される可能性が高く、プロパイロット(Pro-Pilot)もアップデート予定とのこと。

現行ルークスでは、昨今の軽トールワゴンではトップクラスともいえる充実した安全装備やドライビングサポートが採用されていますが、以下の機能から更にどのような新機能が追加されるのか気になる所です。

●プロパイロット・・・高速道路のロングドライブ。そして渋滞走行でも、アクセル、ブレーキ、ハンドルの操作をクルマがアシスト。プロパイロットが高速道路の走りにゆとりと自信をもたらす機能

●インテリジェントアラウンドビューモニター(移動物検知機能付き)・・・白線や駐車車両をナビゲーション画面とルームミラーのディスプレイに同時表示。駐車しているクルマとの位置関係がひと目でわかって安心。また、人や自転車など周囲に動くものがあると表示とブザーで知らせてくれる

●インテリジェントルームミラー・・・車両後方のカメラ映像をミラー面に映し出すので、車内の状況や、天候などに影響されにくく、よりクリアな後方視界が得られる

●アダプティブLEDヘッドライトシステム・・・車両を検知し、24灯のLEDヘッドライトが対向車や先行車を照射しないよう自動でハイビームの照射範囲を切り替える

●ハイビームアシスト・・・先行車や対向車のライト、周辺の明るさに合わせて、ハイ・ロービームを自動で切り替え。切り替えのわずらわしさと切り替え忘れを無くす

●インテリジェントオートライトシステム・・・夕暮れ時や、雨天でフロントワイパーを使用した時に、自動でヘッドライトを点灯。周囲のドライバーや歩行者の注意を喚起し、事故低減をサポート

●インテリジェントDA(ふらつき警報)・・・ドライバーのハンドル操作を学習。約60km/h以上で走行中、ハンドル操作から注意力が低下していると判断すると警報音とメーター内の表示で休憩を促す

●電動パーキングブレーキ[EPB]・・・ブレーキペダルを踏み込み、電動パーキングブレーキスイッチを引き上げると作動、押し下げると解除されます。シフトとアクセル操作に連動して、自動で作動または解除

●オートブレーキホールド[ABH]・・・ブレーキペダルを踏んで停車すると、ブレーキペダルから足を離してもクルマがブレーキ力を維持。ペダルを踏み続けることによる足の疲れを緩和

●ヒルスタートアシスト・・・足を踏み替える間は、クルマがブレーキ力を2秒間維持。ゆっくり落ちついて、ペダルを踏み替えることができる

●標識検知機能・・・フロントカメラにより前方の車両進入禁止・最高速度・一時停止の標識を検知。進入禁止路へ進入しそうになった場合や一時停止が必要な場所で、警告表示などで注意喚起

●先行車発進お知らせ・・・自車と先行車が停止したあと、先行車が発進しても自車が停止し続けた場合に、ブザー音とアドバンスドドライブアシストディスプレイの表示でお知らせ

●コンフォートフラッシャー・・・ウインカーレバーに一度軽くふれるだけで、ターンランプが3回点滅

あと個人的に期待したいポイントとして、ホンダN-BOXやダイハツ・ムーヴ、スズキ・スペーシア等と同じように、後席スライドドアが電動で閉まっている最中に、フロントアウタードアハンドルをロックすることで、スライドドアが閉まり切ったときに自動でロックするような「予約ロック」機能を正式に採用してほしいところです。

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