日産がフルモデルチェンジ版・新型リーフに関するティーザー動画を公開!遂にダークメタルグレーのリーフも…抗力係数(Cd値)はプリウス並みの「0.25」を実現
遂に日産公式が新型リーフに関するエピソード動画をシリーズ化!
2025年6月17日の詳細情報公開に向け、日産のイギリス法人が、フルモデルチェンジ版・新型リーフ (Nissan New Leaf, ZE2)のカウントダウンティーザーサイトをオープンしました。
そして日産は2025年6月3日、新型リーフを開発した商品企画、デザイン、開発チームのメンバーを特集した3部構成の短編ビデオシリーズを作成し、まずは第一弾を公開しました。
短編ビデオシリーズ第一弾では、これまでターコイズ×ブラックルーフ2トーンカラーのみを公開してきた新型リーフに加えて、ダークメタルグレー(ガンメタ系?)と思わしき車両も公開しています。
ダークメタルグレー系の見た目は、まさしくミニアリア
こちらが今回、日産が新たに公開したターコイズ×ブラックルーフ2トーンと、ダークメタルグレーと思わしきカラーの新型リーフ。
これまではターコイズの明るいリーフが公開されてきたため、有彩色ではなく無彩色で暗めのリーフは新鮮。
これはこれでシンプルながらも、見た目の印象としてはミニアリアそのもの。
ただヘッドライト意匠に関しては、既に中国にて発表されている新型N7と同じ系統で、今後の日産のピュアEVの新世代デザイン言語になるかもしれませんね。
ちなみに日産曰く、第3世代のリーフは、2010年に初代モデルの発売以降蓄積した知見に基づいて開発されおり、初代の発売以来15年間でグローバルに約70万台を販売し、その推定累計走行距離は約280億kmに及ぶとのこと。
日産の商品企画および開発チームは、過去のリーフから得たさまざまな知見を、第3世代のリーフの開発を進める上で重要視。
初のグローバル向け量産型電気自動車のリーフは、日産ブランドのDNAである「他のやらぬことを、やる」を体現すると同時に、日産のハートビートモデルの一つ。
さまざまな革新的な技術を搭載したリーフは、日産ブランドをより強化する役割を担っているとのこと。
新型リーフは長距離移動の実現と充電ストレスの軽減を実現
こちらは、日産グローバル商品企画部門の責任者であるリチャード・カンドラー氏。
今回の新型リーフについて、次のようにコメントしています。
新型リーフは、EVの購入に意欲的なお客さまの為だけでなく、内燃機関車の代わりとなる選択肢になることを目指して開発してきました。
感性と合理性のバランスを取り、スリークで大胆なデザインとファミリー層のニーズにも応える考え抜かれたパッケージングの両立を目指したのです。
航続可能距離の長距離移動も実現していて、高速走行時の効率性を追求し、「300km~500km」という休日のロングドライブも安心して使えます。
そして、本モデルではストレスのない充電体験も実現しています。
EVユーザーの平均的な充電時間は約14分ですが、新型リーフはその時間で、最大250km分の充電を可能にしました。
以上の通り。
新型リーフの航続可能距離やバッテリー容量などの詳細なスペックまでは明かになっていないものの、高速走行時でも300km~500kmの長距離移動が可能な高効率性を実現するというのも重要ポイント。
おまけに約14分で最大250kmの充電が可能というのも、おそらく高速充電を想定だと思いますが、やはりMAX充電でどれだけ走ることができるのかは気になる所です。
日本仕様のCd値は0.26を実現し、欧州仕様は更に優れた0.25を実現
そしてリーフのエクステリアデザインは、空力を重視して設計されているそうで、力強く圧倒的な存在感を演出。
デザインと開発チームのメンバーによれば、スリークで大胆なエクステリアを持つファミリーユースに適したEVを作り出すだけでなく、アメリカと日本での空気抵抗係数(Cd)が0.26という驚異的な数値を達成したとのこと。
なお欧州仕様は、専用のホイールとドアミラーデザインを設定することで、さらに優れた空気抵抗係数(Cd)0.25を達成しているそうですが、この数値は空力のスペシャルモデルでお馴染みとなるトヨタ・プリウス (Toyota Prius)の0.245に匹敵するスペックとなります。
この他にも、フラッシュドアハンドルやグリルシャッター、最適化されたホイールデザイン、フラットなアンダーフロア、そして空気抵抗を抑制するファストバックシルエットを投入されるすべての市場で採用することにより、空力性能をより高めているとのことで、これによる航続可能距離の向上にも期待したいところ。