フルモデルチェンジ版・ダイハツ新型ムーヴの実車を見て来た!訴求グレードXは「過剰装備を不要とするお客さん」向けだが、ちょっと気になる点も?

2025-06-08

(続き)ダイハツ新型ムーヴの訴求グレードXの内外装をチェック!

引き続き、フルモデルチェンジ版・ダイハツ新型ムーヴの内外装をチェックしていきましょう。

新型ムーヴのインテリアを見ていこう

続いては、新型ムーヴのインテリアを見ていきましょう。

まずは内ドア部分ですが、ウィンドウレバーや各種スイッチ類はブラックのハードプラスチックで、内ドアハンドルもシンプルなブラックの樹脂タイプ。

インテリアは優しい雰囲気のグレージュ×フルファブリック

こちらが運転席周り。

シート表皮はフルファブリックで、シートカラーはグレージュタイプと女性向きで優しい印象がありますね(ベージュのボディカラーとの相性も良き)。

シート調整は、前後スライドや前後のリクライニング、そして上下の昇降付となる6way式で、これだけ調整可能なレバーがあれば十分。

Xグレード/Lグレードは足踏み式パーキングブレーキを標準装備

続いて運転席の足もとのペダル類を見ていくと、Xグレードなので足踏み式パーキングブレーキを標準装備。

Gグレード/RSグレードからは、電動パーキングブレーキ[EPB]+オートブレーキホールド[ABH]を標準装備するので、これらの機能が必須という方はGグレード/RSグレードをオススメします。

【追記】ターボ系RSの実車インプレッション記事を公開

ステアリングホイールはウレタン巻きを採用

こちらは運転席のコックピット周り。

ステアリングホイールはウレタン巻きで、アダプティブクルーズコントロールや[ACC]やレーントレーシングアシスト[LTA]などが搭載されていない関係で、右側のドライビングサポートスイッチは一切無し。

メーター類は、スピードメーターのみオプティロトンタイプで、両サイドがデジタル表記になるわけですが、個人的にはこのレイアウトでも十分魅力的だと思います。

メーカーオプションの9インチディスプレイオーディオを搭載

センターディスプレイ周りも見ていきましょう。

ディスプレイオーディオは、メーカーオプションの9インチを搭載しますが、ナビゲーションは機能されていないため、スマートフォンのAndroid Auto/Apple CarPlayなどを駆使してマップ機能を使わないといけません。

セットオプションでHDMI端子やUSBポートが設けられるが…?

こちらは、メーカーオプションのディスプレイオーディオを搭載するとセットでついてくるHDMI端子とUSBポート。

蓋を開けると…USBポートはType-Aなんですね。

そろそろType-Cに変更しても良いような…

センターシフト周りはシンプル。

ウレタン巻きのストレート式シフトノブや、物理スイッチ&ダイヤル式の温度調整可能なエアコン操作系を採用しています。

シートヒーターはメーカーオプション扱い

エアコン操作系の直下には、耐荷重1kgのコンビニフックと、12V/120Wの電源ソケットを装備。

なお右側には、メーカーオプションとなるコンフォータブルパックのフロントシートヒータースイッチが設けられています。
※シートヒーターはXグレード/Gグレード/RSグレード全てにおいてメーカーオプション扱い

こちらは助手席側のグローブボックス。

取扱説明書や車検証など、結構分厚めの資料なども問題無く収納できそうですね。

こちらは、運転席側のサンバイザー及びバニティミラーとパーキングチケットポケット。

運転席・助手席共に、お化粧直しに重宝されるバニティランプは搭載されていないのはちょっと残念。

こちらはエンジンスタータースイッチ周り。

運転席側の右下に物理スイッチ類が集約していて、後席電動スライドドアは左側のみ、アイドリングストップOFFスイッチ、そしてマニュアルレベリングのダイヤルも設けられていますね。

個人的に、ダイハツのヘッドライトの光軸はかなり高い位置に設定されている印象があり、ハイビームにしていなくとも眩しいというイメージしかないため、今回のフルモデルチェンジでしっかりと改善されているのか注目です。

防眩ルームミラーは採用されず

あと、これはちょっとマニアックかもしれませんが、新型ムーヴでは残念ながら防眩ルームミラー(防眩用レバー)が搭載されていないようですね。

そして、運転席と助手席の間に設けられている格納式センターアームレスト+収納ボックスも完備。


後席スペースやラゲッジスペースもチェックしていこう

続いて後席も見ていきましょう。

リアシートは前後スライドとリクライニングが可能で、足もとのスペースも広々としています。

足もとはかなり広々としていますが、シートバックポケットと買い物フックは助手席側のみとなり、おまけに後席用のUSBポートが1口も設けられていないのは残念。

後席用のドリンクホルダーは両端に設けられていますが、後席センターアームレストや後席用のロールサンシェードの設定までは無しのようです。

天井ランプはオール非LED

そして、天井のルームランプはオール非LEDで、この辺りはコストカットという点では致し方ないところですし、ディーラーオプションにてLEDに打ち替えることが可能なので特に問題無し。

ただし、助手席の天井にはアシストグリップがあるのに、運転席にアシストグリップが無いのはちょっと残念。

運転席・助手席のシートベールとアジャスターは、上下に昇降できない固定式となっています。

最後はラゲッジスペース(荷室)。

上の画像の通り、後席は前後スライド可能ですが、荷室代わりのマット部分もスライドするので、挟み込みには注意が必要です。

リアテールゲートの開口部とラゲッジフロアとは、僅かに段差がある程度なので、荷物をそのままスライドさせて収納できるのはグッド。

以上が、新型ムーヴの訴求グレードX[2WD]の内外装インプレッションとなります。

この日は、多くのお客さんが新型ムーヴを見に来ていて、試乗予約も丸一日埋まるほどの大盛況っぷり。

試乗してから購入を検討されている方も多かったのですが、「今から契約します!」と嬉しそうに話すお客さんもいらっしゃいましたし、それだけ商品力の高い仕上がりになっているのだと思われます。

1ページ目:新型ムーヴの訴求グレードXのエクステリアをチェック!

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