日産のフルモデルチェンジ版・新型リーフ (ZE2)が遂に世界初公開!テールランプはChill-Out同様に「Ⅱ三(ニッサン)」を採用し、ディスプレイも最大14.3インチを採用へ

待望の新型リーフが世界初公開!

2025年6月17日の21時、日産がフルモデルチェンジ版・新型リーフ (Nissan New Leaf, ZE2)を世界初公開しました。

本モデルについては、前回のブログでもお伝えした通り、2025年10月に日本仕様向けが発表され、同年12月に上位グレードとなるB7が先行にて発売される予定です。

その後、2026年春以降には、遅れて下位グレードとなるB5が発売予定となっていますが、今回はようやく内外装デザイン及び、具体的なスペックなどが明らかになりましたので、早速その中身を見ていきたいと思います。


その見た目は、まさにチルアウト(Chill-Out)コンセプトの量産版!

こちらが今回、世界初公開された日産の新型リーフのエクステリア。

日産が2021年に発表したピュアEVコンセプトモデルのチルアウト (Chill-Out)コンセプトをベースしているだけあって、その見た目はまさにチルアウトの量産版。

これまでの日産のデザイン言語とは大きく異なり、”フ”の字型LEDデイライトとセンター直結式LEDランプ、そして複雑なLEDヘッドライトを搭載することで、他モデルとのデザイン性・先進性で差別化を図っています。

ちなみに日産公式によると、新型リーフは「タイムレス・ジャパニーズ・フューチャリズム」という日産のデザインランゲージをさらに発展させているそうで、シンプルでありながら力強く、モダンな表現を通じて、日本独自の美意識をデジタルな時代にマッチしたデザインを目指したとのこと。

遂に量産モデルに「Ⅱ三(ニッサン)パターン」を採用してきたか

そして、個人的にとてもユニーク且つ「日産らしいなぁ」と感じたのがリアデザイン。

テールランプには、何と「Ⅱ三(ニッサン)パターン」の意匠が採用され、更に内外装の様々なところにも「Ⅱ三パターン」が刻印されているそうで、こちらもチルアウトコンセプトの大きな特徴といえるでしょうね(現行フェアレディZ RZ34っぽいテールなのも良き)。

ボディスタイルは、どことなくトヨタ・プリウス風

続いてスタイリングについてですが、旧世代のトヨタ・プリウスを彷彿とさせるような、まさしく空力を強く意識した丸みを帯びたスタイリングで、日産は「ファストバックのようなシルエットを採用した」と説明していますが、個人的な印象としてはクーペクロスオーバー風。

この他、できるだけパネル類の抗力係数を与えないような、パネルフラットなフラッシュドアハンドルを採用したり…

こちらも空力を考慮しデザインされた、複雑な衣装を持つ大口径19インチアルミホイールを装着。

この他にも、フラットなアンダーボディにより、空気抵抗係数(Cd値)は日本・アメリカ仕様で0.26、欧州仕様ではさらに優れた0.25を達成していますが、トヨタ・プリウスでもCd値0.245を実現しているので、それこそタイヤ幅などによっては、更に効力係数を下げることができるかもしれませんね。

ようやく公開されたインテリアと快適性も要チェック

続いては、ようやく初公開されたインテリアを見ていきましょう。

インテリアは、日産のピュアEVモデルとなるアリアでも採用のCMF-EVプラットフォームが用いられ、室内はフラットなフロアと開放感ある前席の足元空間を実現。

遂に日産最大となる14.3インチディスプレイも搭載するとは…

メーター周りなども見ていくと、12.3インチまたは14.3インチのデュアルスクリーン(グレード・地域により異なる)を統合したモノリススタイルのデザインを採用するとのことですが、14.3インチがメーター側に採用されるのか、それともナビゲーションディスプレイに採用されるかまでは不明。

メーターやセンターナビゲーションディスプレイも、かなり先進的なものへと成長しましたね。

一部グレードでは、Bose Personal Plusプレミアムオーディオ(10スピーカー、前席ヘッドレスト内蔵スピーカー含む)を搭載するとのことで、室内空間はまさにシアタールームのような世界観にないそう。

トヨタ現行ハリアーにも採用の調光パノラミックガラスルーフも日産初導入

また、日産として初めてとなる調光パノラミックガラスルーフを採用し、電子調光技術により、ガラスの透明度を変えることで室内に入る光の量をボタンひとつで調整することができ、年間を通じて快適な室内環境を実現しますが、この技術はトヨタ現行ハリアーでも再用済み。

2スポークステアリングホイールに、セレナ (C28)と同じスイッチ式シフト

改めて運転席周りを見ていくと、ステアリングホイールは2スポーク式が採用され、プロパイロットスイッチが左上に設けられていますね。

そしてセレクターギアに関しては、セレナ (Serena, C28)同様に横に並べられたスイッチ式を採用しています。

こちらはセンターアームレスト周りですが、ドリンクホルダー周りのカッパーアクセントに加え、置くだけ充電もかなりスマートに。

スマートキーは、ノートオーラやセレナ (C28)、エクストレイル (T33)と同じ形状が採用されています。

2ページ目:新型リーフの具体的なスペックや航続距離が判明!