トヨタ・ランドクルーザー300のガソリンモデルは廃止?それともHEVのみ展開の可能性も?納車後「通算33回目」となる給油・燃費記録もチェック
ランクル300は発売から4年近くが経過しても、今もなお爆発的な人気を得ている
2021年8月に300系としてフルモデルチェンジを果たして4年近くが経過している、トヨタ・ランドクルーザー300 (Toyota New Land Crusier 300)。
未だ受注再開の目途は立っていないものの、一部の噂では「2026年中頃以降に全てのバックオーダーが捌き切れるのではないか?」との情報もあるようです。
こうしたなか、先日私がいつもお世話になっているトヨタディーラーにて、ランクル300 GR-S ディーゼルのキャンセル枠が1台分だけあり、販売店独自の抽選で申込みを受付したそうですが、最終的に30名の申込があったとのこと。
相変らず人気の衰えない陸の王者ことランクル300ですが、今後ガソリンモデルが継続して販売されるのかどうかが気になるところ。
ディーゼルモデルは販売継続?ガソリンモデルが廃止となる可能性も?
トヨタが現在ラインナップしているランドクルーザー300ですが、排気量3.5L V型6気筒ツインターボエンジンを搭載するガソリンモデルと、排気量3.3L V型6気筒ディーゼルターボエンジンを搭載するディーゼルモデルの2種類。
私がお世話になっているトヨタディーラーからの情報によると、ガソリンモデルとディーゼルモデルの販売比率は概ね「ガソリン7:ディーゼル3」とのことで、ガソリンモデルが選択される背景には、やはりリセール面なども大きく影響しているようです。
今もなお人気の高いガソリンモデルですが、一方で気になるのは、仮に2026年後半頃に受注再開の可能性があるとして、ガソリンモデルが継続して販売されるのかどうか?ということ。
おそらくは中東市場向けのようなフロントマスクを変更し、Toyota Safety Senseも「+3.0」までアップデートするような、ビッグマイナーチェンジ相当の改良が実施されるものと予想しますが、既に中東市場向けとしてラインナップされているランドクルーザー300 HEVがラインナップされていることを考えると、ガソリンモデルは販売・生産終了となる可能性も考えられそう。
っというのも、昨今のトヨタはカーボンニュートラルの目標達成のため、ガソリンモデルを廃止してハイブリッドモデルに集約する流れがあり、更にはハイブランドとなるレクサスでも、LX600だけでなくLX700hを追加したり、排気量5.0L V型8気筒自然吸気エンジンを搭載するRC FやIS500 F SPORT Performance、そしてLC500も生産終了するため、この流れがV6ツインターボにも来るのではないか?と睨んでいます(あくまで私が勝手に睨んでるだけ)。
ランクル250も何れはハイブリッドモデルが追加予定
この動きは、ランクル300だけでなくランクル250にも波及することは想像に難くなく、既に日本市場向けとして、ディーゼルターボもしくはガソリンターボベースのハイブリッド版が追加されることも明らかになっているため、特にガソリンエンジンベースのノンハイブリッド版が廃盤もしくは生産終了となるのも時間の問題だと思うんですね。
様々な自動車メーカーが、ハイブリッドやピュアEVの流れへと移行するなか、トヨタはピュアEVよりもハイブリッドとプラグインハイブリッド(PHEV)に注力しているため、まだガソリンモデルのラインナップは多い方だと思いますが、徐々に大排気量のガソリンモデルが淘汰されていることを考えると、更に環境法規制のハードルは高くなり、何れ小排気量のガソリンモデルさえも全く販売できなくなる恐れだってあるわけで・・・(現にカローラシリーズのガソリンモデルは廃止済)
仮にランクル300 HEVが登場するとして、価格帯はどれぐらいになるの?
ちなみに、日本市場向けとしてランクル300 HEVが販売される?などの噂は現時点でなく、まずは全国のバックオーダー分が捌き切れるであろう2026年後半までは情報が展開されない?可能性もありますが、一方でランクル300のハイブリッド版が売れるのだろうか?といった疑問も。
あとは、ハイブリッド版が販売されるとしてどの程度の価格帯にて販売される?といった疑問もあり、LX600とLX700hの差額が140万円なので、仮にこの差額がランクル300にも適用されると仮定したら、マイナーチェンジによる値上げ(50万円アップぐらい?)なども考慮すると、ハイブリッドZXという上級グレードが登場すると仮定したら約950万円ぐらいからのスタートになりそうですね。