オーナーだからこそ言わせてほしい!ホンダN-BOXが「日本で一番売れている」理由がわからない…確かにイイ車だが、ダメな点も多数ある

現行N-BOXオーナーだからこそ言わせてほしい!なぜN-BOXがこんなに売れているのかわからない

2023年10月、3代目としてフルモデルチェンジを果たして1年8か月以上が経過した、ホンダN-BOX/N-BOX Custom (JF5/JF6)。

前回のブログにて、2025年6月度及び2025年1月~6月の上半期における軽自動車の新車販売・登録台数ランキングにおいて、ホンダN-BOXがダントツ1位を獲得しました。

このランキングを見て常々思うのは、「N-BOXの何がそんなに魅力的なのか?」が気になるんですよね。

確かに軽自動車としての完成度は十分に高いと思いますし、実際に私もN-BOXカスタム・ターボ[2WD]のオーナーなので、本モデルの良いところも知っている一方で、「不満」「気になる点」も多数あります。

そこで今回は、軽自動車販売・登録ランキングで1位を獲得しているN-BOXの「ココがダメだよね…」と思う部分をいくつか見ていきたいと思います。


燃料タンク容量が小さい

まずは、N-BOXの燃料タンク容量が小さいということ。

これは軽自動車全般に言えることではありますが、N-BOXの場合は、前輪駆動[2WD]モデルで27L、四輪駆動[4WD]モデルで25Lと更に小さくなってしまうため、給油頻度としてはどうしても多くなってしまいます。

せめてダイハツ・ムーヴなどのように、30Lぐらいまで燃料タンク容量を拡大してほしいところですが、なぜそこまで頑なに燃料タンク容量を拡大しようとしないのでしょうか?

燃料タンク容量の配置やレイアウトの関係上、どうしても3L分の拡大が難しいのかは不明ながらも(4WDともなれば5L分の拡大)、特に冬場はエアコン・暖房を利用して12km/L~14km/Lまで悪化することも多く、無給油300km走行できないことも。

そう考えると、安全装備の義務化に力を入れなければならないのは承知しているものの、やはり実用性を更に高める意味でも、燃料タンク容量拡大の優先度を高めてほしいところです。

オートブレーキホールド機能にメモリー機能が備わっていない

続いては、N-BOXのオートブレーキホールド[ABH]機能には、自己復帰(メモリー)式が採用されていないこと。

最近のホンダのラインナップモデルにおいて、ヴェゼルやマイチェン版シビック、ステップワゴン、新型フリード、アコードなどの主力モデルについては、電動パーキングブレーキ[EPB]はもちろんのこと、オートブレーキホールドにメモリー機能が備わっています。

メモリー機能というのは、オートブレーキホールド機能がONになっている状態で、エンジン再始動もしくはシートベルトを再装着しても自動でON機能が復帰するというもの。

しかしながら、なぜか最も売れ筋のN-BOXでは、オートブレーキホールドにメモリー機能が備わっていないんですよね(しかも遅れて発売されたN-BOX JOYにもメモリー機能が備わっていない)。

どうして売れ筋のN-BOXで採用しなかったのかは不明ですが、今後の改良もしくはマイナーチェンジのための余力残しなのでは?との見方も。

もしくは、その程度の改良以外、ユーザーが食いつくような目新しい改良もしくはネタが無い?ということなのかもしれませんし、何れにしてもホンダの悪さが顕著に表れているのも事実。

本来であれば、2025年4月の一部改良でオートブレーキホールドのメモリー式を採用しても良かったと思うのですが、なぜか一部グレードのフロントフォグランプが追加される程度で、これといった魅力的な変更は無し。

こういったホンダの出し惜しみスタイルが、N-BOXファンやユーザーを呆れさせてしまうのでは?とも懸念していますが、そろそろホンダも積極的なマイチェンや改良に力を入れてほしいですね。

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