三菱のフルモデルチェンジ版・新型パジェロが2026年12月に復活し、国内販売強化と報道!サプライズでジャパンモビリティショー2025デビューもあり得る?

遂にNHK NEWSでも報道された、新型パジェロ復活

2026年に発表予定と噂され、更には開発車両もスパイショットされている三菱のフルモデルチェンジ版・新型パジェロ (Mitsubishi New Pajero)。

現時点では具体的な情報も展開されていないものの、既に三菱ディーラーでは、メーカーからの通達により「2026年末頃に発表予定」との情報も入ってきています。

こうしたなか、国内メディアNHK NEWSによると、「2026年12月に新型パジェロが復活し、国内販売でも強化」と報道されています。


新型パジェロの製造は、トライトン同様にタイ工場に

三菱のオフロード向けクロカンモデルとして高い人気を得ているパジェロ。

トヨタ・ランドクルーザー (Toyota Land Cruiser)や日産パトロール (Nissan Patrol)/アルマーダ (Armada)を競合にするラダーフレーム構造を採用する四輪駆動モデルとなります。

そんなパジェロですが、NHK NEWSの報道によると、「三菱は国内市場での販売を強化する計画で、関係者によりますと、この一環としてかつて4輪駆動車ブームの火付け役として人気を集めたパジェロを復活させ、2026年12月に新型モデルを発売する方針を固めました」とのこと。

新型パジェロについては、日本での製造ではなく、現行トライトン (New Triton)同様にタイ工場にて生産されるとのことで、日本に輸入して販売する計画とのこと。

ちなみにパジェロは、2019年にファイナルエディションを最後に国内での販売を終了しており、2021年には生産拠点も閉鎖。

三菱としては、会社のシンボルとも言える存在だった看板車種を復活させることで、国内での販売力の強化につなげたい考えを示しており、アメリカの高い関税にどう対応していくのか注目。

なお、欧州では既に新型パジェロと思わしき開発車両も何度かスパイショットされていますが、フロントグリルは水平基調のグリルパターンを採用し、ヘッドライト意匠はエクスフォースや新型デスティネーター等と同じ。

そして足元のタイヤアルミホイールも見ていくと、ホイール締結は5穴式ではなく6穴式になっていることから、確実にディスティネーターとは異なるモデルですし、より力強い走りを提供してくれるであろうパジェロである可能性が一気に高まっています。

トライトンやパジェロスポーツなど、既存技術を採用してくる可能性

繰り返しにはなりますが、現状このモデルに関する具体的な情報は展開されていないものの、以前より噂されていることとしては、ベースとなるプラットフォームはトライトンやパジェロスポーツ同様にラダーフレームの改良型が採用される見込みで、パワートレインもディーゼルターボが設定されるとのこと。

こうして見ると、完全な新技術を導入するというよりかは、既存技術を用いることで開発コストの低減と、開発期間の大幅短縮が狙いだと推測。

ランドクルーザー300やパトロール/アルマーダのように、ダウンサイジングターボ化されたV型6気筒ツインターボを搭載するわけではなく、直列4気筒ターボエンジンを搭載することが濃厚で、しかしノンハイブリッドとして採用されるのか、マイルドハイブリッドもしくはプラグインハイブリッド(PHEV)として設定されるかまでは不明。

新型パジェロの方向性やテーマは?

新型パジェロに関しては、まだまだ謎な要素が多すぎるので何とも言えないところですが、それこそランクルやパトロールのように、四輪駆動[4WD]モデルでありながらも快適性や利便性を向上させて電動パーキングブレーキ[EPB]+オートブレーキホールド[ABH]機能が搭載されるのかも気になるところ。

少なからず現行トライトンは、手引き式のハンドブレーキを採用しているため、この流れに沿ってパジェロもハンドブレーキを採用してきそうなところですが、この点も市場のニーズに合わせた仕様に仕上げて来る可能性が出て来ることを考えると、もしかすると「ゴリゴリのオフロードモデル」というよりも、「快適性と、一部エレガントさを追求するクロカンモデル」に軌道修正してくる可能性も考えられそう。

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