ホンダ新型N-ONE e:のワンペダルは使いやすい?公道最速試乗で分かったメリットとデメリット

(続き)ホンダ新型N-ONE e:に公道最速試乗!気になるポイントをチェック

引き続き、ホンダ新型N-ONE e:に試乗してみての感想をまとめていきたいと思います。

新型N-ONE e:の車内の操作性について

続いて、新型N-ONE e:の車内の操作性について見ていきましょう。

■ステアリング操作や各種スイッチ類、エアコン操作系は、普段からN-BOXカスタム・ターボを運転している関係で、全く同じ操作感なので違和感なし
→昨今のホンダのトレンドでもある2スポークステアリングは、バック駐車する際にステアリングの切れ角がどの程度か分からなくなる時があるかも

■スイッチ式センターシフトは、シフトノブに慣れている方からすると、エアシフトノブ操作をしてしまいがちなので注意

■スイッチ式シフトは、ステップワゴン e:HEVと概ね似たような位置に設けられていて、ZR-Vやシビック e:HEVに慣れている方からすると使い勝手は決して悪くない

■シフトノブが無くなったことで、N-BOXカスタム・ターボで不満に思っていた「シフトノブによって隠れてしまうシートヒータースイッチ問題」が解消されるのはグッド

以上の通りとなります。


新型N-ONE e:で気になった点

続いて、新型N-ONE e:で気になったポイントをいくつか見ていきましょう。

■ステアリングホイールの調整は上下のチルトのみで、前後のテレスコピックは無い(N-ONEは前後のテレスコピック調整有り)

■上下のチルト調整幅が小さいからなのか、中々最適なドライビングポジションが見つかりにくい

■バッテリー残量が90%ぐらいのときの航続可能距離が190kmなので、カタログ値(295km)との乖離が少々気になる(登録したての試乗車なので、今後航続距離の調整が入る可能性アリ)

■助手席側のトレイの奥行きが狭いために、スマホはギリギリ仮置きできても、任天堂スイッチなどのちょっとしたゲーム機の仮置きは難しい

■助手席側のドリンクホルダーがセンターコンソール部に1つだけなので、使い勝手はあまり良くない

■アンビエントライト(フットライト)が搭載されていないために、夜間の車内は暗くなるものと予想される

■ステアリングヒーターが備わっていないのは残念

以上の通りとなります。

新型N-ONE e:の商品力は確かに高いが、「食指が動く車か?」と言われると難しい

以上が、新型N-ONE e:を試乗してのインプレッション・感想をまとめていきましたが、あくまでも街乗りがメインではあるものの、感覚としては内燃機関のN-ONEやN-BOXと変わらない走りで、しかしここにワンペダル機能という利便性を高めた機能や、オートブレーキホールドのメモリー化なども採用されているため、商品力や実用性という点では格段にレベルアップしていると思います。

あとは、今回試乗したモデルがe:Lグレードで、込々価格が350万円ほどになってきますから、バッテリーEVであることと、総額300万円超えのN-ONEに食指が動くか、その価値が十分にあるかは、「やはり試乗してみないとわからない」「試乗無しで判断するのは、かなり難しい」かもしれませんね。

1ページ目:新型N-ONE e:で疑問に思っていた機能性もチェック

ホンダ新型N-ONE e:関連記事