わずか2か月で2度も撤回?ホンダがインド市場向けエレベイトEV開発を中止した「迷走の理由」を考察

(続き)迷走するホンダの今後のBEVモデルについて

引き続き、中々方向性が定まらないホンダの動向について見ていきましょう。

なぜホンダは、エレベイトをベースとしたBEVの開発計画を中止した?

今回の報道で個人的に最も気になったのは、なぜホンダはエレベイトをベースにしたピュアEV版の販売計画を中止したのか?ということ。

これについては様々な噂が浮上していますが、個人的な推測としては「インドでの競合モデルが多すぎる上に、最も後発となるうえに、競合他車と差別化できるほどの特長がなく、売れる可能性が低いからでは?」と考えています。

インド市場向けのピュアEVクロスオーバーといえば、以下のモデルがラインナップされていて、更にここに、マルチスズキ e ビターラとトヨタ・アーバンクルーザーEVも追加されるため、まさに隙のない競合ばかり。

●タタ・カーブEV

●ヒョンデ・クレタ・エレクトリック

●MG ZS EV

●ヴィンファストVF6

これらの競合モデルに対し、ホンダが後発となりながらも「最も特長あるポイントは何なのか?」と考えたときに、簡単に見つけることが難しいことから、一旦SUVを諦めて、まだまだ発展途上のピュアEVセダンで勝負してくるのではないか?との見方も出てきているようです。


まさか僅か2か月で、ホンダがBEVクロスオーバーの開発撤回を2回も行うとは…

先ほどもお伝えした通り、ホンダがBEVクロスオーバーの開発を撤回したのは、これで2例目。

実は2025年8月初め、ホンダはアメリカを中心とした世界的なEV需要減に対応するため、電動化戦略を見直すと共に、元々計画されていたピュアEV大型SUVの開発を撤回していたんですね。

しかも2025年5月には、EVで2030年度までに10兆円としていた投資計画を7兆円に減額するとも発表していて、車種の構成や発売時期の変更を進めている状況です。

この背景には、アメリカのトランプ政権が脱炭素政策の転換を図っていることも影響していて、バイデン前政権がクリーンエネルギー推進のため導入したEV購入の税制優遇措置を廃止するため。

これにより、充電設備の不足や航続距離への懸念も依然として根強く、普及が遅れていることも大きな要因となっています。

1ページ目:ホンダは、エレベイトのピュアEV開発撤回の代わりに、どのようなピュアEVの開発を手掛ける?

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