中国トヨタの新型フロントランダーが凄い!カローラクロスの姉妹車なのに、12.9インチの巨大ナビや豪華装備を搭載する本気仕様

(続き)ビッグマイナーチェンジ版・広汽トヨタ新型フロントランダーについて

引き続き、2025年9月23日に中国で発表・発売された、ビッグマイナーチェンジ版・広汽トヨタ新型フロントランダーについて見ていきましょう。

内装はカローラクロスよりも更に豪華だった

そしてこちらが、一番注目すべき新型フロントランダーのインテリア。

何とセンターディスプレイオーディオは、日本向けのように10.5インチではなく、新型RAV4と同じ12.9インチの大型ディスプレイオーディオを搭載し、更に8155チップを搭載。

一方で、運転席のメーターは12.3インチのフル液晶メーターではなく、意外にもコンパクトな8.8インチのフル液晶メーターを搭載しています。

レイアウトとしては、とてもシンプルで、インストルメントパネルとセンターコンソールは薄型・軽量化され、細長いスリット状のエアコン吹き出し口と、各所にソフトパット素材を採用することで、より快適な車内空間を実現。

こちらは、アイボリーホワイトのフロントシート。

前後のスライドやリクライニング、上下の昇降だけでなく、ランバーサポート機能まで備わった電動パワーシートも備わっているのはグッド。

しかも、フロントシートも再設計され、スタイルと快適性を両立しているのもポンと。

この他にも、64色のアンビエントライトや50Wワイヤレス充電機能も新たに搭載されているため、装備内容の充実化だけでなく、「CセグメントSUVでそこまでの装備を採用しても大丈夫なの?」と心配になるレベル。

もはやCセグメントSUVという立ち位置などを関係なく、この車にできる限りの装備を搭載しようという、中国市場ならでのはフィロソフィが感じられ、何れ日本市場でもヒエラルキーなど関係なく、ユーザー満足度を更に高めてくれそうですね。


機能性や快適性も侮るなかれ

この他の機能性についても見ていくと…

■Qualcomm Snapdragon SA8155P車載グレードチップを搭載した新型12.9インチディスプレイオーディオ

■ワイヤレス及び有線タイプのApple CarPlay/HUAWEI HiCar 5.0/ICCOA CarLinkをサポート

■「Hello Xiaoyue」インテリジェント音声対話

■音声起動車両制御

■オーナースーパーアカウント

■インテリジェントオンラインナビゲーション

■オンラインオーディオ・ビデオエンターテイメント

■アプリストア

■カーホームコネクティビティ

■OTAリモートアップデート など

といった豊富な機能を提供します。

快適性や静粛性においては、雨滴の騒音を軽減するためにルーフライニングに吸音材が追加され、ドアとトランクにはEPTシーリング構造とシンサレート合成材料を使用。

更に、車内の運転環境をより静かにするために、フロア遮音パッドに高強度繊維強化設計が追加されました。

パワートレインは1.8L HEVのみ、価格は日本円で約214万円から

パワートレインについては、排気量1.8L 直列4気筒自然吸気エンジン+デュアルモーターを組合わせたハイブリッドシステムを採用することで、システム総出力200psを発揮。

予防安全装備については、Toyota Safety Sense+3.0にまでアップデートされ、新たにパーキングサポート[PKSB]がアップデートされたことで、更に運転安全性が向上しています。

最後に、気になる車両本体価格ですが、実質1グレードのみで10.28万元(日本円に換算して約214万円)からの販売となります。

1ページ目:新型フロントランダーのフロントマスクは意外と悪くない?

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