【フェラーリの野心】5年間で20車種の新型車を投入へ!限定商法シフトで「ランボルギーニ化」が加速?さらに超富裕層向けICONAシリーズで『クラッチペダル&MTモデル』復活の可能性
(続き)限定商法で顧客を囲い込んでいるように見えるが、実はフェラーリオーナーは年々増えている
引き続き、直近のフェラーリの動向な新ニュースを見ていきましょう。
先ほど、「今後フェラーリは限定商法に走る可能性があり、そうなる新規フェラーリオーナーが増えないのでは?」といった懸念が挙げられましたが、実はフェラーリは現在、過去5年間に車を購入した顧客と定義されるアクティブ顧客を約9万人抱えていることを報告。
これは、2022年と比較して20%の大幅な増加となり、同時期には約3.2万人以上が「初めてフェラーリのオーナーになった」と報告されています。
コレクターの保有台数も以前より約20%増加しているそうで、これはビジネスが活況を呈している証ではあるものの、もはやフェラーリも「F1に向けた資金調達のための活動」ではなく、「単純に販売台数増加と収益性向上を最優先にしたビジネス」にもなっているため、これまでのフェラーリの在るべき姿が遠のいているのでは?といった見方もできそう。
フェラーリとて、目標や設定を見誤ることもある

他の多くの自動車メーカーと同様、フェラーリもEVの普及がかつての予測ほど急速に進んでいないことに気づいていて、同社は2022年、10年末までにラインナップの40%をEVにするという目標を掲げました。
しかし、この数字はその後半減していて、フェラーリは2030年までに、ポートフォリオの40%をハイブリッド(HEV/PHEV)車、40%を純粋な内燃機関(ガソリン)車、そしてEVがわずか20%になると予想しています。
フェラーリのVIP誰もが求めるモデルがICONAシリーズ

伝説のV型12気筒エンジンへのコミットメントを改めて表明したフェラーリにとって、ICONA(イコーナ)シリーズの将来的なSP4は、現在プロサングエと12チリンドリ (12Cilindri)に搭載されている排気量6.5L V型12気筒自然吸気エンジンが搭載される可能性が高いとのこと。
このエンジンを搭載した限定生産モデルやワンオフモデルは、V型12気筒エンジンの終焉が近いことを考えると、間違いなく瞬く間に完売するでしょうし、フェラーリもそれを理解して台数限定での販売を企んでいるのだと考えられます。
フェラーリは将来、クラッチペダル&MTモデルのICONAシリーズを発表か

なお将来的には、すべてのフェラーリに「スリーペダル」が採用されるとも報じられていて、しかし同社マーケティング・コマーシャル責任者であるエンリコ・ガリエラ氏は最近、「自分でギアチェンジをしたい人は、クラシックカーを買うべきだ」とコメント。
最後にマニュアル車がラインナップされたのは、実は2012年に登場したカリフォルニアの6MTモデルですが(ほぼ幻のモデル)、マニュアル車はまだ完全に廃れたわけではないかもしれません。

っというのも、同社最高製品開発責任者であるジャンマリア・フルジェンツィ氏は、一部の超富裕層顧客からフェラーリに対して「クラッチペダルの復活を強く求めている」ことから、ICONA(アイコナ)シリーズにマニュアル車が復活する可能性を示唆。
もちろん、数少ないマニュアル車として法外な金額で販売することは容易に想像できますが、それでも購入してしまうのがフェラーリの顧客であり、コレクションや投機目的も踏まえて「もっと高くても良い」と考える層も少なからず存在するかもしれませんね。
ただ、このMTを搭載したICONAシリーズが、今後2030年に追加される20車種のなかに含まれているかは不明です。
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