日産の新型エルグランド (E53)公開で再確認!トヨタ・アルファード (40系)オーナーが語る『無敵の魅力』とは?「至高の2列目キャプテンシート」や「豊富なパワートレイン」等の優位性を徹底分析

新型エルグランド (E53)が正式に発表されたことで、改めてアルファードの魅力を再確認

2024年1月に私に納車されて1年9か月が経過した、トヨタ・アルファード (Toyota New ALPHARD, 40系)ガソリンZ・3列7人乗り[2WD]。

本モデルの走行距離も16,000kmを突破し、2025年11月は3,000kmほど走らせる予定のため、おそらく年内に20,000kmに到達するのではないかと予想されます。

そんなアルファードやヴェルファイアの直接的なライバルモデルとして、2025年10月29日に日産のフルモデルチェンジ版・新型エルグランド (Nissan New Elgrand, E53)が世界初公開されたわけですが、このモデルの商品力を確認した上で、改めてアルファード/ヴェルファイアの商品力、魅力などを再チェックしていきたいと思います。


エルグランド (E53)と上手く差別化されたオラオラ顔

まずはアルファードのフロントマスクについて。

ダイナミックで威厳のあるオラオラ顔の代表格ともいえるアルファードですが、「この顔つきがあってこそアルファード!」と思わせるコンセプトが魅力の一つ。

エルグランド (E53)も、同様に威風堂々たる顔つきではあるものの、オラオラ顔というよりも「先進性とEVらしさ」を持たせた顔つきなので、アルファードのオラオラ顔とはまた別の方向性。

そういった意味では、それぞれの個性と良さが上手く引き出されていると思いますし、「オラオラ顔が苦手ならエルグランド、オラオラ顔が好きならアルファード(ヴェルファイア)」といった形で、上手く選択肢を設けているのも良きところだと思います。

悪目立ちしないプレシャスレオブロンド

続いて、アルファードのイメージカラーにもなっているプレシャスレオブロンドについて。

この車を購入する上での決め手にもなっているプレシャスレオブロンドですが、ブロンズ系に近い色合いではあるものの、決して悪目立ちするような色合いでもなく、上品にまとめられ、アルファードの品性と彩りを与えてくれるボディカラーだと思っています。

このボディカラーに対抗すべく、エルグランドでは「FUJI DAWN -フジドーン-×至極 -シゴク-」の2トーンカラーをイメージカラーとして設定していて、アルファードのプレシャスレオブロンドに対抗したブロンズに近い色あい。

こればかりは、実車を見てアルファードと並べてみないとわからないところですが、果たしてエルグランドのイメージカラーが様々なシーンに溶け込んでいく色あいとなるのか、それとも個性を強く光らせるような色合いとなるのか、この点は大きく注目したいところですね。

豊富なパワートレインをラインナップ

続いては、アルファード/ヴェルファイアのパワートレインについて。

アルファードの場合だと、2023年6月に発売された当初は排気量2.5L 直列4気筒自然吸気エンジンを搭載するガソリンモデルと、排気量2.5L 直列4気筒ダイナミックフォースエンジン+電気モーターを組合わせたハイブリッド(HEV)モデルの2種類をラインナップ。

ヴェルファイアの場合だと、排気量2.4L 直列4気筒ターボエンジンを搭載するガソリンモデルと、排気量2.5L 直列4気筒ダイナミックフォースエンジン+電気モーターを組合わせたハイブリッド(HEV)モデルの2種類をラインナップしています。

その後、2025年1月の一部改良により、両モデルに排気量2.5L 直列4気筒ダイナミックフォースエンジン+電気モーター+リチウムイオンバッテリーを組合わせたプラグインハイブリッド(PHEV)モデルが追加設定されたため、全4種類のパワートレインがラインアップされています。

一方でエルグランド (E53)に関しては、私がいつもお世話になっている日産ディーラーからの情報によると、どうやら排気量1.5L 直列3気筒ターボエンジンを発電機とした新世代(第3世代)シリーズハイブリッドe-POWER×四輪駆動[e-4ORCE]の一択のみになる可能性が高いとのこと。

こうして比較してみると、アルファード/ヴェルファイアはパワートレインが豊富にラインナップされており、ユーザーの予算に合わせて購入できるという選択肢の広さがウリの一つにもなっていますから(残価率も高いため、資産を残しつつ月々の支払いを抑えて乗ることもできる)、その点も数多く売れる理由の一つなのかもしれませんね。

2ページ目:アルファードの最大の魅力は、やっぱり2列目キャプテンシート!