【ホンダに何が】主力SUVのZR-Vが改良発売から僅か4か月で受注停止目前!更に新型アコード e:HEV Honda SENSING 360+も5か月で停止に

WR-Vに続き、今度はZR-Vとアコードも受注停止の流れに

ホンダの主力モデルとなるZR-Vと新型アコード e:HEV (Honda New ACCORD e:HEV)の2車種が早くも受注停止目前に。

既にホンダの公式ホームページにおいても、一部グレードもしくはボディカラーが選択できない状態になっていて、特にアコード e:HEVはHonda SENSING 360+が新規オーダーできない状態になっているのだとか。

BセグメントSUVのWR-Vに続く受注停止アナウンスですが、先日、ホンダディーラーにも取材させていただきましたので、その内容も含めて紹介していきたいと思います。


ZR-Vの一部グレードとボディカラーが選択不可の状態に

 

まずは、ホンダのDセグメントSUVモデルとなるZR-Vを見ていきましょう。

2025年11月4日時点での情報になりますが、上の画像の赤四角にもある通り、どのグレードを選択しても、どのボディカラーを選択しても「一部タイプ・カラーがお選びいただけない場合があります。詳しくは販売会社にお問い合わせください。」の注意書きが掲載されています。

ZR-Vは、2025年7月に改良型が発売されたばかり

なおZR-Vといえば、2025年5月19日のホンダ公式プレスリリースでも公表されている通り、一部改良するとともに、原材料価格や物流費などの世界的な高騰により車両本体価格を改定したことを発表したばかり。

正式な発売時期としては2025年7月3日になるため、発売からわずか4か月という短さでの受注停止目前ということになりますが、一部改良内容も、以下の通りボディカラーの品質を向上させただけで、実質的には「単なる値上げ」なんですよね。

シビックRSフリードから適用を始めている新たな外装塗料を採用。

塗料に使用するクリア材を、従来のアクリルメラミン素材から、より機能が向上した素材へ変更します。これによりボディーの艶感が増し、耐久性は従来と比較し1.5倍以上向上。

つまり、今回も再び受注停止されるのであれば、またも改良内容を必要最小限に抑え、車両本体価格を大幅に引き上げることで「購入しづらくなってしまう」ことが容易に想像できてしまうわけですが、それだけホンダ側も、例えZR-Vであっても利益率を確保することが難しい状態になっているのかもしれませんね。

受注停止になっているのは特別仕様車BLACK STYLEのようだが

ちなみに、私がいつもお世話になっているホンダディーラーからの情報によると、どうやら特別仕様車e:HEV BLACK STYLEの新規受注受付けを停止しているとのこと。

現時点では詳細不明ながらも、新たな特別仕様車への切り替えという可能性もありますし、一方でZR-Vとして初めてとなるマイナーチェンジが実施されるのでは?との見方もありそう。

そう考えると、今回の価格改定後のモデルを購入された方は「少しタイミングが悪かったかも…」とも思ってしまったり…

ここまで頻繁的に値上げを繰り返しているホンダを見ると、マイナーチェンジするだけの余力があるとも思えないですし(仮にあったとしても、Honda CONNECTナビにGoogleビルトイン追加ぐらい?)、しばらくは価格改定で食いつないでいく?といった見方もできるかもしれませんね。

2ページ目:新型アコード e:HEVも半年足らずで受注停止に!