日産公式が次期GT-R R36について言及「まだ具体的な計画もパワートレインも決まっていない」。一方でベストカーさん「次期GT-Rは2028年にBEVとして進化する」

今の日産の状況を考えると、次期GT-R R36の開発を急進的に進めていることは難しいのかもしれない

日産の2ドアスーパースポーツモデルでお馴染みとなるGT-R R35。

2025年8月に生産終了し、最後に生産されたのはPremium edition T-Specで、ボディカラーはミッドナイトパープル。

車両を受け取ったのは日本人で、株式会社ZIDEALを経営する山川直樹 氏であることが明らかになっており、自身の中国版SNSでも動画を投稿しています。

これで本当にGT-R R35の販売・生産が終了する一方で、日産は次期GT-R R36の開発・市販化を示唆するコメントをし、大きな注目を集めました。

そんな次期GT-R R36について、海外カーメディアAutocarが日産に取材したところ、現時点では「復活することを誓っている」ものの、それが内燃機関なのか、BEVなのか、あるいはハイブリッドのどの形態になるまでは明らかになっていないことが判明しています。


日産CEO「次期GT-Rの具体的な計画は、未だ決まっていない」

日産のパフォーマンスモデル最高責任者であるギヨーム・カルティエ氏は、海外カーメディアAutocar誌の取材に対し、「様々な道筋」を模索しているため、次期GT-R R36については「明確な計画はない」とコメント。

日産は2023年に開催されたジャパンモビリティショーにて 、システム総出力1,341hpを発揮し、4基の電動モーターで駆動するハイパーフォース・コンセプト (Nissan New Hyper Force Concept)を将来のGT-Rの可能性として示唆しましたが、その後は何も確定していないとのこと。

GT-R RR35の生産が終了した今、ファンはR36の登場を待ち望んでいるのが実情で、日産CEO 兼 社長であるイヴァン・エスピノーサ氏は2025年初め、「GT-Rをいつか復活させたい」と語ったものの、それはあくまでも個人としての願望であり、実際のところは、すぐには実現しないかもしれません。

エスピノーサ氏は、「日産は、具体的な計画を確定したわけではない」とし、加えて「GT-Rは、将来的に進化し、登場するだろう」と述べているものの、日産社内で次期GT-Rについて言及したのは彼が初めてではありません。

日産USAのチーフプロダクトプランナーであるポンツ・パンディクティラ氏は「GT-Rは間違いなく復活するだろう」と述べ、実際に開発を進めていることも明らかにしました。

最も現実的なのはハイブリッドシステムの採用?

スーパーカーの復活に向けた明確な計画はないものの、新型車の登場にはしばらく時間がかかる可能性があることは確かで、日産は現在、ラインナップの刷新を進めており、2025年初めに社長に就任したエスピノーサ氏は、苦境に立たされている同社の立て直しに取り組んでいます。

日産はすでに、GT-R R35後継の開発に取り組んでいるものの、現在の予算では難しいのが現実で、こうした現状で最も市販化の可能性が高いのは、高出力の内燃エンジンと強力な電動アシストを組み合わせるハイブリッドスーパーカーであることが濃厚。

競合モデルにはトヨタGR GT3コンセプトも含まれる?

競合モデルでいえば、フェラーリ296GTBやランボルギーニ・テメラリオといったプラグインハイブリッド(PHEV)で、それぞれシステム総出力817hpと908hpを発揮。

ハイブリッドシステムを搭載する次期GT-Rは、確実に現行GT-R R35 NISMOよりもハイパフォーマンスになるでしょうし、何よりも2025年12月4日に世界初公開予定となっている、トヨタ新型GR GT3コンセプトの直接的なライバルになると予想されます。

2ページ目:次期GT-R R36は2028年にデビューし、全個体電池を搭載して3,000万円超で販売との怪情報も?