【累計125万台】トヨタ/レクサスが2025年に届け出たリコール全8件を完全集計!新型アルファード/ヴェルファイアも対象の「フル液晶メーター不具合」が約65万台で最大規模に

2025年も様々なリコールが届け出された

新車・新型車・中古車などを購入した際、リスクの一つとして必ず付きまとうのがリコール/改善対策/サービスキャンペーン。

そのなかでもリコールは、公道走行時にエンストや車両火災などの命に関わらず問題が生じたり、保安基準不適合などの恐れがあるほどの製品欠陥や不具合があることを指し、製造者や販売者が無償で修理、交換などを行います。

2025年も様々な自動車メーカーが国土交通省に対してリコールを届け出ていますが、今回はトヨタ/レクサス(OEMモデルのダイハツやスバル等も含む)を対象に、2025年の1年間で、どの程度のリコールを届け出たのか見ていきましょう。


トヨタ/レクサスは、2025年に累計8種類ものリコールを届け出ている

早速、トヨタ/レクサスが2025年に国土交通省に届け出たリコール件数を見ていきましょう。

概要及び件数は、以下の通り。

【2025年にトヨタ/レクサスが届け出たリコール一覧】

リコール➀:オルタネーター関連/ボンネットモールディング関連(2車種・累計434,520台)

リコール②:低圧燃料ポンプのインペラ関連(8車種・累計54,577台)

リコール③:コンビネーションメーター関連(21車種・累計646,376台)

リコール④:シート表皮の加工方法(2車種・累計12,553台)

リコール⑤:電気式水加熱ヒーター関連(2車種・累計645台)

リコール⑥:エアコンシステム関連(4車種・累計6,125台)

リコール⑦:パの身らっくビューモニター[PVM]関連(2車種・累計98,784台)

リコール⑧:スターターの防水性関連(1車種・累計1,069台)


●2025年のリコール届出件数:8件
●対象車種:累計42車種

●累計対象台数:1,254,649台

以上の通り、2025年にトヨタ/レクサスが届け出たリコール件数は全8件となっています。

これら全8件のリコールに対し、対象車種の累計が42車種、累計対象台数は1,254,649台にも及びます。

ちなみに、2025年に届け出されたリコールで最も対象台数が多いのは、リコール③のコンビネーションメーターで、全21車種・累計646,376台届け出されています。

リコール➀:オルタネーター(発電機)のクラッチ付プーリ/ボンネットモールディングについて

ここからは、各リコールの中身と対象モデルについて、おさらいも兼ねて見ていきましょう。

まず2025年一発目に届け出されたのが、オルタネーター(発電機)のクラッチ付プーリと、ボンネットモールディングにおける2種類のリコール。

対象モデルは、30系アルファード/ヴェルファイアの2車種・計434,520台となります。

何れの不具合内容と改善措置は以下の通り。

[不具合①]オルタネーター(発電機)のクラッチ付プーリについて

オルタネータ(発電機)のクラッチ付プーリにおいて、エンジン振動に対する耐久性の検討が不十分なため、長時間のアイドリングや特定のエンジン回転での走行を繰返すと、プーリ内部のクラッチが摩耗して破損することがある。

そのため、異音や充電警告灯が点灯し、そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、走行中エンストするおそれがある。

[不具合➀の改善措置]

全車両、オルタネータプーリの形状を点検し、該当する場合は対策品と交換する


[不具合②]ボンネットモールディングについて

ボンネットモールディングにおいて、取付構造の検討が不十分なため、温度変化によりモールディングが変形して、取付部に応力が繰返しかかることで亀裂や緩みが生じることがある。

そのため、そのままの状態で使用を続けると、モールディングが脱落し、他の交通の妨げとなるおそれがある。

[不具合②の改善措置]

全車両、ボンネットモールディングに補強板を追加する。なお、当該モールディングの一部仕様または損傷状態に応じて、対策品(補強板を追加したモールディング)に交換する

以上の通りとなります。

リコール②:低圧燃料ポンプのインペラについて

続いては、低圧燃料ポンプのインペラに関するリコール。

対象モデルは、トヨタ・アルファード/ヴェルファイア/カムリ、レクサスLC500/RX450h/RX450hL/ES300h、そしてダイハツ・アルティスの8車種・計54,577台となります。

なお、不具合内容と改善措置は以下の通り。

[不具合]

低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがあるとのこと。

そのため、インペラがポンプケースと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがある。


[改善措置]

全車両、低圧燃料ポンプを対策品と交換する。

以上の通りとなります。

リコール③:コンビネーション(フル液晶)メーターについて

続いては、コンビネーション(フル液晶)メーターに関するリコール。

対象モデルは、トヨタ・アルファード/ヴェルファイア/ハリアー/クラウン/RAV4/カローラシリーズ、レクサスLBX/RX等の21車種・計646,376台となります。

2025年最も多くの台数が対象となった大規模リコールですが、基本的にはソフトウェアアップデートにて対応するとのこと。

なお、不具合内容と改善措置は以下の通り。

[不具合]

コンビネーションメーターにおいて、制御プログラムの検討が不十分なため、当該メーター稼働時間が長くなると、回路基板上の素子が早期に劣化することがあるとのこと。

そのため、始動の際のメーター起動時にメーター画面が表示されず、速度計や警告灯等が確認できないおそれがある。


[改善措置]

全車両、コンビネーションメーターのプログラムを対策仕様に修正または当該メーターを対策仕様のプログラムに修正した対策品に交換するとのこと。

なお、プログラム修正後にメーター画面が表示されなくなった場合は、メーターを無償交換。

以上の通りとなります。

リコール④:シート表皮の加工方法について

続いては、シート表皮の加工方法に関するリコール。

対象モデルは、トヨタ・カローラアクシオ/カローラフィールダーの2車種・計12,553台となります。

なお、不具合内容と改善措置は以下の通り。

[不具合]

シートの内装材において、表皮の加工方法の検討が不十分だったため、燃焼試験時に基準に定められているよりも速い速度で延焼し、保安基準に適合しないとのこと。


[改善措置]

全車両、全席シートカバーを対策品に交換する。

以上の通りとなります。

2ページ目:ヤリスクロス/カローラクロスを対象としたパノラミックビューモニター[PVM]や、GRスープラの火災問題等