グランテスタ金沢さんにてフェラーリ「488ピスタ」見てきた。そのスタイリングは過激でスペチアーレとして相応しい、気になるオプション内容や価格もどうなっているか見てみよう

2020-05-27

「488ピスタ」はとんでもないスペチアーレモデルだった

さて、先日お知らせしたとおり石川県にあるフェラーリ正規ディーラであるグランテスタ(GranTesta)金沢さんに訪問し、「488ピスタ(Pista)」を見てきました(ピスタはイタリア語で”サーキット”を意味)。
「488ピスタ」は、フェラーリのV8ツインターボミドシップモデルとなる「488GTB」のハードコア(スペチアーレ)モデルとして登場し、”どんなにお金があってもフェラーリが選んだ顧客以外は購入不可”とされている入手困難な一台となっています。

販売台数が限定されているわけではないので、特別限定モデルというカテゴリに分類するモデルではないのですが、フェラーリが顧客を限定している以上は希少&付加価値が相当に高い一台と言われています。

なお、今回グランテスタ金沢さんでも初の「488ピスタ」を納車するということで、それを一目見てみようと県外から多数のお客さんが入店(ランボルギーニ・アヴェンタドールSV/アヴェンタドールLP700-4×2台も登場する等、とにかく大賑わい)。
その過激すぎるデザインとスタイリングを見て、「やっぱスペチアーレってすげぇなぁ」「ピスタやべぇ…」という心の声がそのまま吐露してしまうほどに魅力ある一台なのだと思います。

ちなみに、このモデルは後日オーナーさんのもとに納車される一台ということで、今回特別に2月23日(土)~24日(日)の僅か2日間のみ展示されているとのことで、まず北陸では見ることのできない激レアモデルと言っても良いでしょうね。

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今回の展示モデルはどんな仕様なの?

今回展示されている個体のオプション内容や価格帯について以下にまとめたいと思います。
価格はもちろんですが、一つ一つのオプション価格もとんでもなく高額になっています。
一体どういったオプション内容で、どれだけの価格帯になっているのかを見ていきましょう。

【「488ピスタ」価格・オプション内容】
車両本体価格:39,400,000円(7年間の無料メンテナンス込)
総支払額(オプション+諸経費等込):42,529,840円

[無償オプション内容]
●ボディカラー:Rosso MUGELLO(ロッソ・ムジェロ)
○インテリア・カーペットカラー:Nera
●可変フロントライト・システム
○カーボンファイバ製フロント・フラップ/サイド・エアスプリッター/エンジンカバー/リヤディフューザー/インナー・シル・トリム/アッパー・トンネル/レーシング・シート
●リヤ・パーキングカメラ
○Hiエモーション・Lowエミッションシステム
●インテグレーテッド・オーディオ・システム
○チタニウムスポーツエキゾーストパイプ
●ファンクショナル・エクイップメント
○ナビゲーションシステム・Bluetooth
●トラック・インナーカメラ・キット
○カラードインナーディテール
●スクーデリア・フェラーリ・フェンダー・エンブレム
○レッド・レブカウンター

[有償オプション内容]
○カラード・ブレーキ・キャリパー(ジアッロ・モデナ)・・・136,080円
●2トーン・レーシング・ストライプ・・・1,360,800円
○20インチ・マット・グリージョ・コルサ鍛造ホイール・・・226,800円
●カーボンファイバ製フロント・エアベント・・・226,800円
○カーボンファイバ製リヤ・モールディング・・・453,600円

早速「488ピスタ」を見ていこう

早速フロントデザインを見ていきましょう。
やはり真っ先に目が行くのが、フロントロアにあるS字形状のカーボンファイバダクト。
「いかにもコスト掛かりまくってるぜ!」といわんばかりのヴィジュアル優先の形状となっていますが、「488ピスタ」は一つ一つのパーツに対して空力性能を向上させているため、このS字ダクトも相当な空力効果があるのだと思われます。

こちらはフロントボンネット。
一体何がどうなったらこんな形状になってしまったのか、皆目見当もつかないほどのエグさを持つデザイン。
これも最適な空気の流れを想定したデザインだと思いますが、実車と写真ではそのインパクトの差はとんでもないものだと思います。

真上から見てみるとこんな感じ。
ブラックとホワイトのダブルストライプですが、これだけで約136万円となっています。
ハイグレードの軽自動車が買えちゃいますね。

別の角度から見たフロントデザイン。
エアインテーク周りのブラックパーツは全てカーボンファイバパーツ。
更にダクトにはメッシュ状のネットのようなモノがありますが、これが何とも複雑すぎるラインを描いています。

なんか物凄い畝(うね)ってますよね。
その上に牽引フックを取付ける部分があり、それなりに盛り上がった形で装備されています。

やっぱりフェラーリはセクシーなボディラインが売り!

こちらはサイドデザイン。
ボディラインを見るだけで空気の流れがわかるかのような美しい流線形を描いていますね。

ドア後ろのリヤフェンダー部にはカーボンファイバ製のダクトを装備。

てっきりサイドスカート部分もカーボンファイバ製かと思いきや、ここは純正プラスチックのまま。個人的にカーボンにて仕上げて欲しかったところ。

足元には、20インチマット・グリージョ・コルサ鍛造ホイールを装着。
カーボンホイールにすると更に価格はアップしますが、このホイールでも十分スポーティでカッコいいですね。
ブレーキキャリパもフェラーリのシンボルカラーであるイエロー系のジアッロ・モデナをチョイス。オーナーさんのセンスが光ります。

ご覧のとおり超強力なカーボンセラミックブレーキも装備しています。

こちらはリヤデザイン。
「488GTB」とは大きく異なるリヤディフューザーを装着し、地面ギリギリまで下がっているスリット部分が何ともエロいこと何の。

リヤバンパーのサイドから放熱するためのダクトだと思いますが、ここにもカーボンを採用。
とにかくありとあらゆるところにカーボンを盛り込んで、見た目だけでなく軽量化にも貢献しています。

リヤテールはフロートデザインになっているんですね。
このむき出し感が何とも言えません。

このテロンテロンとしたボディライン。いや~アダルティだわぁ~。
こういったセクシーなボディラインは、ランボルギーニやマクラーレン、そしてアストンマーティンには無い特別な魅力要素だと思います。

ミドシップに搭載の排気量3.9L V型8気筒ツインターボエンジンやその周りにもカーボンカバーを装着。まさに魅せるエンジンですね。
最高出力は720ps/8,000rpm、最大トルク770Nm/3,000rpmを発揮し、この辺りのスペックはマクラーレン「720S」と同等。
0-100km/hの加速時間は2.85秒で、最高時速は340km/hにまで到達します。

店舗名:グランテスタ(GranTesta)金沢
住所:〒920-0376 石川県金沢市福増町北1353
電話番号:076-281-6171
営業時間・定休日:10時00分~19時00分・火曜日

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