日産史上最も奇妙な一台となるオーテック・ステルビオ・ザガートがeBayにて販売。価格はフーガ並みに高額な約560万円から

先進的な装備と希少性を兼ね備え、奇妙さもある日産2ドアクーペが登場していた

インターネット中古車eBayにて、日産のグループ企業でもあるオーテックジャパンとイタリアのコーチビルダーであるカロッツェリア・ザガートとの共同開発によって誕生した、1990年式の2ドアクーペ・オーテック・ステルビオ・ザガート(Nissan Autech Stelvio Zagato)が販売されています。

このモデルは、日産レパード(インフィニティM30)のプラットフォームをベースにした一台で、製造台数としては約200台ととても希少なスポーツモデル。

早速オーテック・ステルビオ・ザガートの内外装デザインをチェックしていきましょう。


何とも個性的なフロントフード形状を持つオーテック・ステルビオ・ザガート

こちらが今回販売されている個体ですが、他の日産・オーテックモデルとは明らかに一線を画すデザインで、フロントは小さなフロントグリルを持ち、フロントフード形状は何とも個性的で躍動感がありますね。

こちらはリヤビュー。

何とも特徴的なボディラインに加えて、フロントフードとフロントクォーターパネルにサイドミラーを収納するという個性はスタイル。

フロント部分からだと「何でこんな形のボンネットなの?」と疑問に思うところですが、サイドミラーを格納するための空間だったんですね。

恐らく空力特性やデザインの関係から、敢えてフロントフェンダー内?に格納するような形で設けられていると思いますが、日産単体では絶対にこういった設計はしないでしょうし、コーチビルダーのザガートだからこそ実現できたのだと考えられます。

フロントからサイド、そしてリヤにかけて個性が爆発するデザイン

サイドビューはこんな感じ。

かなり細いAピラーとサブAピラー、そしてBピラー/Cピラーも印象的ですが、足元のホイールにはNACAダクトを組み込んだハブキャップが採用されています(ちゃっかりとザガートの”Z”ロゴも)。

デザインとしては全てが個性的で、どこか先進的な部分も垣間見えたりしますが、パワートレインは昔ながらの日産製V型6気筒エンジンを搭載し、最高出力280hpを発揮、トランスミッションは4速ZFを搭載します。

なお、今回eBayにて出品されている個体は、シャシーNo.56で走行距離は11.5万kmと結構走り込まれています。

中古車市場価格としては約560万円と高価ではありますが、限定約200台という希少性を考えると、妥当な価格なのかもしれませんし、間違いなく同価格帯のフーガ(Fuga)よりも注目を浴びる一台だと思います。

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Reference:CARSCOOPS