なぜ今さら?日産ノートに75万台超えの大量リコール。コイルスプリングの形状不具合で折れる恐れアリ

2020-12-25

コイルスプリングの形状が不適切?なぜ今さら?

日産は主要コンパクトモデル・ノートの1車種・計745,372台を国土交通省にリコールを届けていたことがわかりました。

リコールの内容としては、フロントサスペンションにおいて、コイルスプリングの形状が不適切なために、スプリングシートとの接触状態が不安定なものがあり、車両が大きくバウンドする際にスプリングが動いてスプリングシート内周面と干渉することがあるとのこと。

そのまま使用を続けると、塗装が剥がれて腐食してしまい、最悪の場合、コイルスプリングが折損するおそれがあるとしてリコールを発令しています。


対象モデルをしっかりとチェックしていこう!

なお、気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故は無いものの、不具合が120件発生しており、市場からの情報によりリコールを発令しているとのこと。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/車種名/対象車台番号/製作期間/対象者台数]

・DBA-E12/「ノート」/E12-000101~E12-620812/平成24年7月25日~平成31年1月31日/500,523台

・DBA-NE12/「ノート」/NE12-000101~NE12-222911/平成24年7月25日~平成31年2月1日/50,494台

・DAA-HE12/「ノート」/HE12-000043~HE12-249885/平成28年8月25日~平成31年1月29日/185,206台

・DAA-SNE12/「ノート」/SNE12-000036~SNE12-009193/平成30年6月21日~平成31年1月29日/9,149台

改善措置としては、全車両、フロントコイルスプリングを対策品と交換する、といったリコール作業を実施するとのことです。

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Reference:Nissan