ブガッティ「シロン」の受注が200台突破 「ヴェイロン」は1台売る毎に5億円以上の赤字だったのが今回は黒字に

2020-05-26

20160827_1_%e3%82%b7%e3%83%ad%e3%83%b3

ブガッティは、米国カリフォルニア州で開幕した「ザ・クエイル・モータースポーツ・ギャザリング」において、「シロン」を米国初公開し、同時に、受注が200台を突破したことを明らかにしました。


また、1台販売するごとに5億円以上の赤字を垂れ流していた「ブガッティ」でしたが、どうやら「シロン」では黒字化する見通しであることもわかりました。

ブガッティ「ヴェイロン」の当初の価格は130万ユーロ(約1億6000万円)だったのですが、実は開発費が300億円と途方もない金額で、高額車ながらも実は超低価格の値付けだったことがわかりますね。

過去に米調査会社バーンスタインリサーチが行った調査結果で明らかにされているのですが、1台販売するごとに461万ユーロ(約5億8,000万円)の損失が発生するという、世界最高速というスピードだけでなく、経済的にもモンスター的な金食い虫だったことも明らかになっています。

ちなみに、「ヴェイロン」に必要な経費は以下の通りとなっています。

研究開発費  12億ユーロ
設備投資費  2億ユーロ
その他設備費 5000万ユーロ
その他コスト 3億5000万ユーロ