フルモデルチェンジ版・日産の新型「シルフィ(海外名:セントラ)」のMT仕様が廃止されるとの報道。因みに日本市場では2020年初めにマイナーチェンジ予定

2020-05-27

~まずエンジンが1種類しかラインナップされないのも驚き~

日産の4ドアセダンモデルとなる「セントラ(日本名:シルフィ)」が、中国市場向けに2020年モデルとしてフルモデルチェンジを果たすとのことですが、このモデルにてラインナップされる予定であった6速MTが廃止される可能性が高いとのこと。

自動車ニュースサイトCars Directの最新レポートによると、新型「セントラ」にてラインナップされるパワートレインは1種類のみということで、排気量2.0L 直列4気筒自然吸気エンジン(最高出力111hp/最大トルク196Nm)を搭載し、トランスミッションは6速MTが廃止されてCVTのみになるとのこと。


~中国市場のトレンドを意識してのエンジン一択の可能性も~

以前より噂されていた排気量1.6L 直列4気筒ターボチャージャーエンジン+6速MTのスポーティグレードについては一切記載がなかったとのことで、顧客需要の観点とモデルコンセプトの点でスポーツセダンという括りではなく、ラグジュアリーセダンに寄せているのではないか?との見方もあるそうです(中国市場は専売モデルとなるロングホイールベース仕様やラグジュアリーセダンの需要が異常に高い)。

もちろん、初期モデルはあくまでもこのパワートレイン一択のみで、後にマニュアルギアボックスを搭載するモデルや、スポーツグレードが登場する可能性も十分にあるため、一概に他のグレードが完全に廃止されたとは言い切れないのが正直なところ。

エンジンの変更以外については、日産セーフティシールド360°システムがアップグレードされるとのことで、ブラインドスポット警告やオートハイビーム、自動緊急ブレーキが標準装備され、足回りについてはリヤサスペンションをトーションビームからマルチリンクリヤサスペンションへと変更しているとのこと。

発表時期については、11月末より開催されるアメリカ・ロサンゼルスオートショー2019あたりにて登場するのではないか?と予想されています。

~日本市場でも現行「シルフィ」が2020年2月に一部改良予定~

via:https://www3.nissan.co.jp/

一方で日本市場にて販売されている現行「シルフィ」についてですが、これについては今のところフルモデルチェンジの話は出ておらず、しかし2020年2月頃にマイナーチェンジ(厳密には一部改良)される予定とのことで、変更内容は内装の手直しといったところであり、外観が変更されたり、安全装備がアップグレードされることは無いそうです(マガジンX情報より)。

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Reference:motor1.com