(米)トヨタ新型「RAV4/カムリ/アバロン/レクサスES300h」のハイブリッドモデルに4万台超えの大量リコール。エンジンに亀裂が入り、最悪の場合火災の恐れも
~海外でも人気の「RAV4/カムリ」等に不安の残るリコール~
北米市場において、トヨタのハイブリッドモデルとなる2019年~2020年式の新型「RAV4/カムリ(Camry)/アバロン(Avalon)/レクサスES300h」の4車種・計44,191台に大量リコール。
NHTSA(National Highway Traffic Safety Administration)が公開しているリコールの内容としては、各モデルに搭載される排気量2.5L 直列4気筒エンジン+電気モーターを組み合わせるハイブリッドシステムが対象で、エンジンに亀裂が形成され、クーラントやオイル漏れ、失速、過熱、もしくはエンジンから火災が発生するなどの恐れが生じるとのこと。
~何と全体の80%以上が「RAV4」のリコールに~
なお北米トヨタの情報によると、既に約250台もの車両に不具合が生じているとのことで、すぐにディーラーにて火災発生などの恐れが生じないかチェックを進めていくそうです(つまり全体の0.5%が故障している恐れがある)。
加えて、今回発生した計44,191台の内の36,920台が新型「RAV4」を占めているとのことで、エンジンのキャスティングを調整する水流計が故障し、一部のエンジンが適切に冷却されないときに発生するそうです。
もしもこの問題が発生した場合、エンジンノイズや煙、警告灯、エンジンが過熱する恐れがあるとのことなので、今後ディーラーの方でエンジンに影響を受けるかどうかをチェックし、もしも影響を受けるようなものがあれば、エンジンブロックを含むほとんどのユニットを交換するリコール作業を実施するとのこと。
リコール通知は、2020年4月上旬までに全オーナーに届く予定ですが、リコール作業自体はとても時間がかかるため、リコール通知が届く前に一度ディーラにて相談したほうが良さそうですね。
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Reference:CARANDDRIVER