フルモデルチェンジ版・日産の新型「V38スカイライン」が2021年12月にデビューするとの噂が浮上。VCターボ+e-POWER採用で435馬力発揮との情報も!

2020-05-27

~2019年に全く新型車を発表していなかっただけに、ここからの日産の巻き返しはかなり期待したいところ~

2019年に待望のビッグマイナーチェンジを果たし、インフィニティエンブレムからNissanエンブレム&Vモーショングリルを採用した「V37スカイライン(Nissan V37 Skyline)」ですが、遂にフルモデルチェンジ版となるV38型が2021年12月にデビューするとの噂が浮上しています。

自動車情報誌ベストカーによると、次期「V38スカイライン」は現行の排気量3.0L V型6気筒ターボエンジンといったノンハイブリッドモデルをラインナップせず、V6ハイブリッド並びに新開発となる排気量2.0L 直列4気筒VC(可変圧縮比)ターボエンジン+e-POWERを組み合わせたハイブリッドシステムを導入し、システム総出力435ps/最大トルク700Nmを発揮するハイパフォーマンスモデルを発表するとのこと。

直線性のパフォーマンスについては明らかになっていないものの、現行にてラインナップされる上位グレードの”400R”よりも更にパワフルになることが期待され、おまけにハイブリッドシステムを搭載するともなれば、燃費性能の面でもかなり期待が持てそうですね。


~日産が投入する予定のe-POWERモデル5車種とは?~

なお、日産は2022年までにEV仕様を5モデル、e-POWER仕様を5モデル投入する計画があるようで、今回の次期型「V38スカイライン」に加えて、6月に発売されるマイナーチェンジ版・新型「キックス(Kicks)」や、2021年2月に発売予定の新型「エクストレイル(X-Trail)」、2020年12月頃に発売予定の新型「ノート(NOTE)」、2021年4月頃に発売予定の新型「セレナ(Serena)」にe-POWER技術が採用されることになるため、これまで中々新型車を発表できなかった日産としては、ここから一気に巻き返しを図りたいところだと思います。

~2022年には「GT-R R35”ファイナルエディション”」が登場するとの噂も~

次期型「V38スカイライン」もかなり期待したいところですが、一方で「GT-R R35」においても新たな動きがみられる模様。
「GT-R」チーフプロダクトスペシャリストである田村宏志 氏は、2027年までは次期「GT-R R36」が登場しない可能性を示唆していましたが、そんな中でR35をベースにした究極の特別モデル「GT-R R35”ファイナルエディション”」が2022年に発売するとの噂が浮上しています。

自動車情報誌ベストカーの情報によると、特別モデルのファイナルエディションは限定僅か20台のみと非常に限られた台数のみが販売されるそうで、その価格帯は約4,000万円と、国産車としては最高額を誇ったレクサス「LFA」(当時3,750万円)をも圧倒する超高額モデルになるとのこと。

エンジンベースは「GT-R 50 by Italdesign」

気になるパワートレインについては、日産とイタルデザインが共同開発した世界限定50台のみとなる特別限定モデル「GT-R 50 by Italdesign」をベースにした排気量3.8L V型6気筒ツインターボエンジンを搭載し、GT3コンペティション仕様のVTECターボチャージャーと、より大きなインタークーラーを備えたNismo仕様のアップグレード版といったかたちとなり、ヘビーデューティクランクシャフトやピストン、コネクティングロッド、ベアリング、高流量ピストンジェット、カムシャフトプロファイルを改良することにより最高出力720ps/最大トルク780Nmを発揮するレベルにまでチューニングされる可能性があるとのこと。

これについては、現時点でまだまだ明確な情報が出てきていないということなので、本当に市販化されるかについてはわからないものの、2027年まで次期「GT-R R36」が発売されないということが本当であれば、少なくともこれまでの期間中に特別限定モデルが発表される可能性は十分にあると考えられますし、おそらくこれは「GT-R」ファンも望んでいることでもあるので、是非ともレクサス「LFA」を(価格帯の面で)圧倒するような過激なモデルを発表してほしいですし、今の日産を活気づけるような一台となってほしいところです。

☆★☆日産の新型モデル関連記事5選はコチラ!☆★☆