【日本にも7台納車予定】ランボルギーニ・シアンの開発車両がまたまた目撃に。その非現実的な後ろ姿は、まさに戦闘機そのもの

2020-05-27

~このクルマが日本の公道を走っている姿が全く想像できないのだが…~

2020年5月4日より工場操業を再開したランボルギーニですが、イタリアの公道にてテスト走行を実施しているシアンFKP37(Lamborghini Sian FKP37)の開発車両が目撃されています。

このモデルは、ランボルギーニが世界限定63台のみ販売したスーパーキャパシター技術と呼ばれる初のマイルドハイブリッドシステムを搭載した一台で、日本市場にも7台納車される予定となっています(内訳としては関西に5台、横浜に1台、東京に1台)。

そんな超希少ともいえるシアンですが、2020年3月頃に目撃された開発車両とは異なり、ボディ全体にはホワイトのカモフラージュが施され、ボディの複雑なプレスラインや造形が分かりにくくなっています。

これまでのランボルギーニとは大きく異なる片側三灯式のLEDテールランプや、センター2本出しとなるハニカム形状のエキゾーストフィニッシャなども装着され、とてもクルマとは思えない程の非現実的なデザインとなっていますね。


~3月に目撃された開発車両はカモフラージュが施されていなかった~

ちなみにこちらが、2020年3月に目撃されたシアンの開発車両。

リヤエンドの仮ナンバーは異なっているので、全く同じ車両ではないと思うものの、ホワイトのカモフラージュカバーを除けば、ほとんどボディスタイルやデザインは同じですし、マフラー形状やレイアウトもそのまま採用されている感じですね。

かなりど派手な見た目で、バットモービルのようにも見えるシアンですが、プラットフォームベースはアヴェンタドール(Aventador)のため、エンジンベースも排気量6.5L V型12気筒自然吸気エンジンをそのまま流用。

最高出力としては、アヴェンタドールSVJと同じ770hpを発揮するとのことですが、ここから更にアシスト力を向上させるマイルドハイブリッドシステム・スーパーキャパシター技術が採用されているので、システム総出力としては819hpを発揮するそうです。

これはあくまでも加速性を高めるためのものであって、従来のように排ガスを抑えるために採用されたハイブリッド技術ではないため、将来的にこの技術を流用していくのは不可能と言われています。

しかも、スーパーキャパシタにて蓄電できる容量は想像以上に少なく、電力だけでの航続可能距離は10km未満と言われているので、これによる排ガス規制の満足化は難しいですし、海外での市販化も非常に難しくなってきていることから、実質的なスーパーキャパシター技術のみを採用したモデルはシアンだけとなる可能性が高いかもしれません。

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