三菱が3000GT(日本名:GTO)の後継モデルとなる新型4000GTを発売したら?市販化する可能性は限りなく低いものの、そこにはデザイナーの特別な想いがあった
過去にも復活説のあった新型GTO
三菱が過去に市販化した2ドアスポーツクーペ・3000GT。
日本市場ではGTOという名称にて発売された一台で、当時のキャッチコピーは「スポーツは、ライバルがいるから面白い」や「あなたのスポーツは、面白いですか」といったユニークでちょっとした”挑戦的”な内容で話題となりました。
そんな2ドアスポーツクーペ3000GTの後継モデルとなる4000GTが登場したら?というレンダリングが公開されているのですが、このレンダリングを作成したのは、デジタルアーティストのMatthew Parsons氏で、そのスタイルはどこかレトロでありながらも、現代的な要素を融合させた”レトロフューチャー”仕様となっています。
どことなく海外のスーパースポーツカーのようにも見える複雑なボディ
昔の丸っこいボディスタイルではなく、エッジを効かせた攻撃的でカクカクしたボディラインと複雑なプレスラインを設けたスーパーカールックなデザインでもありますが、見るからにトヨタ新型GRスープラ(Toyota New GR Supra)やホンダ新型シビック・タイプR(Honda New Civic Type R)といったハードコアスポーツモデルを競合視した一台にも見えますね。
なおフロントヘッドライトの形状を見る限り、前期型GTOのリトラクタブルを採用しているようにも見え、それでいて現代の三菱のアイデンティティともいえるダイナミックシールドグリルは一切採用しない自由なデザインを取り入れています。
気になるパワートレインについてですが、フロントフェンダーに”Turbo”と表記されていることから、当時の排気量3.0L V型6気筒ツインターボエンジンをベースにした改良型を搭載している可能性が高く、最高出力もGRスープラやシビック・タイプRなどを競合視するのであれば、最高出力300ps~350ps辺りでチューニングしてくるのではないかと予想。
どうしてこのレンダリングを作成しようと考えたのか?
もちろん、このモデルが実際に市販化されることは無く、現在のアライアンスグループの資金力を考えたら開発すら許されない状況だとは思いますが、昔の元気ある三菱を体現してくれるかのような、そんなワクワク感が漂ってくる一台にも思えたり…
それにしても、まさか3000GTをベースにした次世代型のレンダリングが登場するとは全く予想もしておらず、どうしてこのようなレンダリングを作成したのかを色々と調べてみたところ、どうやらこのレンダリングを作成したMatthew Parsons氏は、今現在も3000GTを所有するヘビーユーザーであることが発覚し、アフターパーツメーカーと協力しながらオリジナルのエアロパーツを装備するほど。
そんな彼が3000GTの次世代型レンダリングを作成するのは何となく理解ができますし、彼の中で三菱の2ドアスポーツクーペに対する情熱と思いは人一倍強いのではないかと思わせるレンダリングだと思います。
過去に噂された次期GTOはハイブリッド仕様
ちなみにGTOといえば、2017年に復活するかもしれない?といった噂が浮上し、その時は日産フェアレディZのFR-Lプラットフォームが流用されるとの情報も入っていましたね。
パワートレインは排気量3.0L V型6気筒エンジン+電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムを採用し、最高出力400psを発揮するとのことで、久々に三菱からとんでもないスポーツモデルが登場するかも?と期待されていましたが、結局のところこれといった情報もなく、今では軽自動車やSUVといった”売れるモデル”が販売されていますね。
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Reference:motor1.com