世界限定60台のみ販売のブガッティ・シロン・ピュル・スポールがイギリス・ロンドンに降臨。実は3Dプリンター技術を多く活用しているって知ってた?

やはりブガッティは欧州の背景に良く似合う

ブガッティが世界限定60台のみ販売した、シロン(Bugatti Chiron)をベースとしたハイパフォーマンスモデルとなるシロン・ピュール・スポール(Chiron Pur Sport)ですが、遂にイギリス・ロンドンにプロトタイプモデルが登場。

シャシー性能やギアボックス、エンジンのメカニカルな改良が多数施された今回のモデルですが、噂によれば日本市場にも1台だけ納車される予定とのことで、タイミングが合えば一度取材交渉させていただこうかと考えています(具体的な地域やオーナーはシークレットにされている)。

そんな過激且つ超希少なシロン・ピュル・スポールは、日本の背景にどのようにマッチするのかも色々気になるところではありますね。


超希少なシロン・ピュル・スポールっていくらぐらいするの?

従来のシロンは3億円~4億円と言われていますが、今回のハイパフォーマンスモデルは新車価格にして約3.5億円からとなるため、おそらく総支払額でも4.5億円近くにまではねあがるのではないか?と予想されています。

そんなシロン・ピュル・スポールが、どこよりも早くイギリス・ロンドンの地に降臨し、更にイメージカラーとなっているライトブルーカーボンとブラックカーボンの2トーンカラーを採用。

3Dプリンター技術によって再現されたチタン&マグネシウムホイールや、軽量エキゾーストテールパイプなどが採用され、これにより従来のシロンに搭載されるパーツよりも50kg近く軽量化されているそうです。

先述にもある通り、シャシーも微調整され、ギアボックスの比率が全て15%も短縮、そして路面をキープするために新開発のミシュラン製スポーツカップ2Rタイヤも装着されているため、よりグリップ性能を高めた走りを提供するとのこと。

今後ブガッティは”最高速”を意識したモデルを発表することは無い?

これだけの改良を施すことで、従来シロンよりも6速到達(60km~120km)は3秒も短縮することが可能だそうですが、恐らくこういったところの細かい加速性能も、後々の限定モデルやハイパフォーマンスモデルへとアップデートするための余力に過ぎなかったかもしれませんね。

気になるパワートレインについてですが、排気量8.0L W型16気筒クワッドターボエンジンを搭載し、最高出力1,500ps/最大トルク1,600Nmを発揮し、最高時速はかなり控えめとなる350km/hに抑えられています(十分速いんですけどね…)

なおブガッティは、今回発表しているピュル・スポールについて、あくまでもコーナリングを重要視したモデルであると説明しており、今後トップスピードを重視したモデルを開発することは無く、足回りやコーナリング性能を向上させるために必要なタイヤなどの開発にも力を入れていくと思われます。

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Reference:motor1.com