これは酷い…トヨタ・アルファード/ヴェルファイア/ハイエース等で発生しているホワイトパール070塗装剥がれの件で、今度はカローラ・ルミオンの塗装剥がれ+水溜まりの問題が話題に

ここまで来ると塗装剥がれというよりもラッピングと勘違いするレベルに

これまで大きく問題視されてきたトヨタの2010年式付近に製造されたホワイトパールクリスタルシャイン(カラーコード:070)の塗装剥がれについて。

トヨタは既に、2010年付近に製造されたアルファード/ヴェルファイア/ハイエース/レジアスエース/iQ/カローラルミオン/オーリス/ウィッシュを対象に、以下のように無償修理を実施するサービスキャンペーンのアナウンスを行っているものの、リコールではないため顧客にはハガキでの通知案内や電話での対応も行っていないのがほとんど(しかも無償修理対応期間は2020年12月末まで!)

一部の車種・生産期間のホワイトパールクリスタルシャイン色の車両において、塗膜を構成する中塗り塗料の濃度(顔料の量)が低く、膜厚が薄い場合、長期間にわたる太陽光と雨水の影響で、電着塗膜と中塗り塗膜の密着性が低下し、外的負荷(洗車機など)により塗膜が剥がれることがあります。
当該現象が発生し修理をご用命の場合、下記の通り無料にて修理対応致します。
※当該現象は、ボデーパネルが対象で、外装部品(パンパー、ドアミラーなど)は対象外です。


【従来の保証期間】新車を登録した日から3年以内
↓↓↓
【無料修理対応期間】新車を登録した日から10年以内。但し、2020年12月末までは、10年超過車も保証します。

今回の塗装剥がれ報告のあった個体も、2010年付近に製造されたカローラ・ルミオンとなるため保証の対象とはなるものの、塗装剥がれが原因で雨などの水分が塗膜の内側に入り込んでしまい、まるで水溜りのようなものが出来上がっているのが確認できますね。


カローラ・ルミオンの塗装剥がれはこんな感じ

そしてこちらの画像が、カローラ・ルミオンの塗装剥がれが発生しているポイントで、おそらくココの剥がれた部分が水滴などの侵入口となり、水溜りができてしまったのではないかと推測されます(これはあくまでも一部)。

塗装剥がれは対象車種以外でも発生している

今回はまだ無償にて修理可能となるため、オーナー自身に費用の負担はかからないものの、問題なのは先述の対象モデル以外にて発生している塗装剥がれについてですね。

既に当ブログでは、サービスキャンペーンの対象外となるプリウス/ノア/シエンタ/ランドクルーザー・プラド/ラクティスでもとんでもない塗装剥がれが発生していることを報告済みで、トヨタディーラーやメーカー側も全く無償修理の対応をしない姿勢を報じてきました。

一部のトヨタディーラーでは、無償修理にて対応しているところもありますが、なかには全額顧客負担、更には有償修理すら対応してもらえないディーラーもあるとのことで(全く修理を受け付けない)、こういったところの統一性の無さも顧客が不満に思う部分だと思うのですね。

メーカーとディーラーは足並みを揃えていかないと後々大変なことになる

同じメーカーが製造した車ということであれば、少なくとも(経年劣化や耐性に関わらず)品質に関わるトラブルや問題の対処は全ディーラーが統一していかないと「別のディーラーでは対応してくれるのに、ここのディーラーはどうなってるんだ!」といった問題も生じてしまいますからね…(最近ではSNSも発達しているので、すぐにディーラーが名指しされて簡単にマイナス評価となってしまう時代)。

お互いがしっかりと納得できる体制を整っていかないと、今後この問題は更に厳しい方向へと進んでいくでしょうし、ディーラーやメーカーも自分の首を絞めてしまうかもしれませんね。

トヨタ・ホワイトパール塗装剥がれ問題の関連記事