えっ、そうなの?(米)ホンダ・フィット/シビック・クーペ/アコード(MT仕様)が販売終了へ。一方で主力モデルのHR-V増産に力を入れるようだ

昨今の諸事情による影響もあってホンダはかなり元気がなくなっている

続いてシビック・クーペですが、北米市場では2ドアクーペだけでなくハッチバックモデルも市販化しているとのことで、2016年以降の販売比率としては、ハッチバックが全体の24%、一方でクーペが16%→6%と大幅にダウンしてしまったことから販売終了することが決定しています。

その一方で、2020年末にはカナダでのシビックSiの生産も一時停止する計画があるそうで、その後11世代目となるシビックSiセダンが生産されるとのことから、北米市場でもセダンやクーペの販売はかなり厳しい状況が続いているようです。

そしてセダンと言えば、同社のフラッグシップモデルとなるアコードも同様で、2019年12月にマニュアルギアボックス(MT)のグレードを導入したばかりなのに、全体の1~2%しか売れていないとのことから2020年内に製造終了することが決定しているのも非常に残念。


日本市場でもシビック・セダン/グレイス/ジェイドが2020年8月に一挙に販売終了

ちなみに日本市場においても、2020年8月をもって新型シビック・セダン(New Civic Sedan)/グレイス(Grace)と、ミニバンタイプとなるジェイド(Jade)が販売・生産終了することが決定しています。

新型シビック・セダンに関しては、ハッチバックモデルと共に2020年1月にマイナーチェンジしたばかりで、国内生産モデルとして高い評価も受けていた一台だったのですが、とりあえず海外市場向けには生産・販売を引き続き継続するものの、日本市場向けは販売終了する方向で決定済みとなっているようです(そのため、現在の見積もり段階では選択できるボディカラーもかなり限られている模様)。

具体的な販売終了の理由については明らかになっていませんが、販売需要の低迷や2025年までにグローバル車の派生版を3分の1に減らすといった社長方針に沿うため、今回思い切って販売終了に踏み込んだのではないか?とのことで、しかしハッチバックモデルに関しては販売は継続され、ハイパフォーマンスグレードとなるタイプRは秋以降に登場することが決定しているので、こちらは心配する必要はなさそう。

そしてこちらも、以前より当ブログにてお伝えしていたコンパクトセダンタイプのグレイスですが、こちらもジェイドとほぼ同じ時期に販売終了することが決定していて、選択できるボディカラーも限られている状態とのこと。

なお、既にタイやインド市場においては、シティ(City)という名称にてフルモデルチェンジ版が発表・発売されていて、排気量1.0L 直列3気筒ターボエンジンを搭載したグレードの人気が非常に高い模様。

残念ながら、新型シティが日本市場に導入される予定はほぼ無いとのことで、後継/置換えモデルも無く、そのままラインナップから除外ということになります。

そうなると、今後ホンダがラインナップするモデルとしては、以下の全16車種で、その中で最も力を入れていくモデルはフィット4やフリード、ヴェゼル、N-BOX, N-WGNといったところになりそうですね(しかも昨今の諸事情で新型の販売も全体的に遅れることが決定)。

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Reference:motor1.com