フェラーリが新たなワンオフモデルを発表?F40にインスパイアされ、F8トリブートのエンジンを搭載したSP42が登場するとの噂が浮上
その価値は最低でも3億円を超えそうだ
フェラーリの顧客でも更に限られた人物にのみオーダーすることが許されるワンオフ仕様のSPシリーズが存在しますが、過去にフェラーリが発表・発売したスペチアーレモデルF40からインスパイアを受けたSP42なるものが登場するとの噂が浮上しています。
具体的なデザインイメージなどは明らかになっていないものの、まるでF40のような固定式リヤウィングを搭載し、更にボディスタイルも近年のフェラーリのラインナップモデルにあるような丸みを帯びたものではないとのことで(やっぱりF40のようなカクカクスタイル風?)、しかしパワートレインについては排気量3.9L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載するとのことから、おそらくベースになるのはF8トリブートになるのでは?とのこと。
一番のトピックスはワンオフモデルだけのために専用MTが搭載されること
そして今回のワンオフモデルで最も注目したいのが、トランスミッションがDCTではなくMTになるということ。
これはフェラーリとしてもかなり思い切ったことで、元々F8トリブートをベースにしたV8ツインターボエンジンにはDCTしかラインナップされておらず、しかも量産モデルでもない新規のワンオフモデルのためにツインターボ&後輪駆動(MR)に見合ったトランスミッションを開発するわけですから、時間やコストから考えると購入費用ではとても賄いきれないほどだと推測されます。
もちろん、それだけのコストをかけてでも、十分に見合ったオーナーであることが証明されるのがSPシリーズであり、SP42をオーダーしている人物もフェラーリに対して想像以上の対価を支払っていることは間違いないと思います。
フェラーリのSPシリーズで初となるレーシングモデルP80/C
ちなみにフェラーリのSPシリーズで唯一のレーシング仕様として発表されたのが、グッドウッドフェスティバル・オブ・スピード2019にて発表されたP80/C。
この個体は、香港のオーナーのためだけに製造されたレーシングワンオフモデルで、488GT3のシャシーをベースにし、公道を走ることは許されないモデルながらも、開発期間は5年というフェラーリの中でも非常に長く、そして”SPシリーズ初のレーシングモデル”ということで最も気合いの入った一台となっています。
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P80/Cは、1960年代にフェラーリが製造した伝統的なモデル330 P3/P4やディーノ206Sに敬意を表した一台で、レーシングモデルはある一定の規定を満たさない限り公道を走行することは不可能ですが、今回のモデルは公道走行不可能のため限りなく自由な設計が施されているようです。
デザイン的には、非常に低いくさび形のフロントエンドとその下にフロントスプリッターが装着されています。
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Reference:motor1.com