BMW Mのボス「M1の復活の可能性はほぼ”ゼロ”、なぜなら興味がない」

2020-05-27

以前より期待が大きく寄せられていたBMWのハイパフォーマンスモデル「M1オマージュ・コンセプト」。
排気量4.4L V型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力600ps、最大トルク750Nmを発揮する、メルセデスベンツ「GT」やアウディ「RS6」を強豪とした個体でもありますが、そんな期待度MAXの「M1オマージュ・コンセプト」が登場しない可能性が浮上。


っというのも、CarAdviceがBMW Mのボスであるフランク・ヴァン・ミーエル氏のインタビューで「我々は顧客のために車を作り、可能な限り多くの顧客にアプローチしようとしているが、「M1」のような世界限定モデルを作ることがBMWの目的ではない。だからこそこういった個体への関心は低い」として、「M1」の復活は限りなく”ゼロ”に近い状態であることを示唆。

ただBMWの経営幹部やエンジニアたちは、「M1」の復活を夢見ていますが、その一方で「一つの限定モデルよりも、より幅広い顧客に対してハイパフォーマンスモデルを作る方が効率的」であるとの考えが大きいとのことで、この辺りの考えを覆すことはかなり厳しそうですね。

最近では、トヨタと共同開発中の「Z4ロードスター・コンセプト」やフルサイズSUV「X7 iPerformance」、フラッグシップサルーンの「8シリーズ」、新型iブランド「i Vision Dynamics」等が続々と登場していることから、上記の幅広い客層をターゲットにセールスしていくことが今後のスタンスになるのかもしれませんね。

Reference:CARSCOOPS