排気量3Lながら4気筒エンジン。ポルシェ「944 S2クーペ」がオークションに登場

2020-05-26

11月11日にイングランド・バーミンガムにて開催予定のシルバーストーンオークションにて、何とも珍しいポルシェ「944 S2クーペ」が出品されるとのこと。
ポルシェ「944 S2クーペ」といえば、ポルシェ「944」のエンジンを強化した「944S」の更なるハイパフォーマンスモデルとして登場しました。
しかし、当時「944」は”911の貧しいモデル”と言われていたとのことですが、決して安価な個体ではなかったですし、パフォーマンスとしては「924」と「911SC」の中間モデルとして登場した立派なスポーツシリーズとなります。


そんな「911 S2クーペ」は、1989年から1991年の僅か2年間でしか製造されていない希少なモデルで、「944S」よりもパワフルなボディとリヤディフューザーを装備し、おまけにパワートレインも排気量3.0L 水冷直列4気筒エンジンを搭載し、最高出力211psを発揮するターボモデルに匹敵するほどのスペックを持っています。

今回登場している個体は、鮮やかなブルーのボディカラーに身を纏った一台となりますが、一切レストア等はされておらず、当時より納車された状態から全く改造等されていないフルノーマルモデルとなっています。

今回オークションに出品されるまで、毎日定期的に走行させていて、おまけにエンジンも定期メンテナンス実施済みであるとのことからかなり良好。
程度としては、新車まではとはいかなくとも、とても20年程前の個体とは思えないほどに綺麗に維持されています。

内装もシンプルなホワイトにブルーのアクセントが加えられたレザーシートとなりますが、しわや汚れ等が無く新車並みの仕上がりとなっていますね。

ちなみに、走行距離は89,455マイル(143,232km)とかなりの距離を走っていますが、それでいて程度の良い一台ですなので相当に細かく手入れをしていたのでしょうね。
なお、予想落札価格は約350万円~420万円となっています。

Reference:CARSCOOPS