マツダがアメリカ市場向けに新たなSUVモデルを開発中。「CX-7」が復活か

2020-05-26

マツダは、アメリカ市場向けに新たなSUVモデルの開発を進めていることが判明。
これは、Automotive Newsの最新レポートにより判明したもので、マツダのロードマップについて同社CEOである小飼雅道氏のインタビューにより、新モデルの詳細は明らかにされていないものの、主要ミドルサイズSUV「CX-5」とアメリカ市場向けのフルサイズSUV「CX-9」の中間に位置する3列7シートモデルが登場する可能性が高いとのこと。


現在のアメリカ市場においては、マツダの売上高の57%がクロスオーバーモデルで占めているとのことで、小飼氏はこれを60%まで増やすことでアメリカ市場でのビジネスを成長させる意思を明らかに。
同氏曰く、全く新しいタイプのSUVを導入するつもりであるとコメントしていますが、恐らく現時点で開発が進められているとすれば、やはり「CX-7」の復活(日本では既に「CX-8」、中国市場では「CX-4」「CX-9」が導入済み)。

「CX-7」は、2006年から2012年まで製造・販売されていた5人乗りSUVとなりますが、後の2014年から中国にて製造され中国市場専売車両となっています。
フロントサスペンションは「MPV」、リヤサスペンションは「プレマシー」から流用されていて、排気量2.3L 直列4気筒直噴ターボと四輪駆動(AWD)コンポーネントの多くはマツダスピードアテンザと共通となっていることも有名。

この個体を開発するに当たり、新たな軽量プラットフォームとデザイン言語、EV、マイルドハイブリッド、ディーゼルスタイル圧縮点火技術を備えるSKYACTIV-Xといった技術達の何れかを兼ね備えることで、ベストセラーとなった「CX-5」の約11.2万台という台数を大幅に塗り替えるアメリカ市場向けの中型SUV市場を投入し、ユーザー数の拡大と共にマツダブランドの定着化・認知度を向上させる方向へシフトするのではないかと考えられています。

Reference:CARSCOOPS