【2017年】BMWは100,000台のエレクトリック車両を販売。新たなビルもバッテリ風に建設した模様【動画有】

2020-05-27

BMWが2017年に販売したエレクトリック(電気・ハイブリッド含む)車両の台数が100,000台に到達。
同社の取締役会長であるハラルド・クルーガー氏はこれについて、「1年間に10万台のエレクトリック車両を販売することは重要な節目ですが、これは私たちにとって始まりに過ぎない。2013年にiブランドの「i3」が導入されて以来、私たちは20万台以上の個体を提供してきた。2025年までにはiNextを含むエレクトリック車両25種類をラインナップする」として、今後はガソリン車両ではなく電気(EV)とハイブリッドモデルを主流に販売を進めていく旨を説明(トヨタも2025年を節目にガソリン車両の販売を取りやめ)。


なお、今後は「3~7シリーズ/i3~i8」に至るまで、プラグインハイブリッドとEVを多様化していき、更にはテスラ「モデルX」のような収益性の高いクロスオーバー市場に一石を投じるために開発が進められている「iX3」を本格的に市場に投入するといった計画が進められているとのこと。
「iX3」は、2021年に発表される計画となっていて、更には第5世代の電動ドライブトレイを導入する予定の車両でもあります。BMWは、「1~X7シリーズ」までの全てのモデルが最大航続可能距離を700kmにまで到達できるよう開発中で、性能だけでなくコストパフォーマンスに優れた一台を作り上げていくことが大きな課題となっています。

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その一方で、ドイツ・ミュンヘンにあるBMWの本社ビルも新たに建設されたわけですが、この建物が非常にユーモアあるビルと話題に。
建物自体が、ハイブリッド車両に搭載される”バッテリ(フォーシリンダー)”に見立てており、ブルーの照明設備が4本の直立型シリンダー内のバッテリー残量を表現したデザインとなっています。これにより、BMWが今後エレクトリック車両への取組みを促進する一つのきっかけとして建設したのではないかと考えられますが、今後こうした取組みの一環を意味する建造物等が展開されていくのかもしれませんね(ある意味観光スポットとしても活躍しそう)。

【BMW Headquarters Tower in Munich lit up like a battery.】

Reference:autoevolution