VW「ビートル」にクライスラー「PTクルーザー」の顔面移植した奇妙なカスタムモデルが販売中。価格は約84万円から

2020-05-27

オンラインオークションサイトeBayにて、何とも奇妙な2003年式のフォルクスワーゲン「ビートル」が約84万円から販売中。
こちらの個体、「ウッディ調の稀なビートル」と言われていますが、実際にはクライスラー「PTクルーザー」のフロントバンパーなどを移植したクリームカラーがベースの「ビートル・カブリオレ」となります。

上の画像の通り、フロントヘッドライトやその周りについては「ビートル」の純正パーツをそのまま使用していますが、フロントグリルとボンネットは一体型となっていて、更にはフロントグリル部が「PTクルーザー」の独特のメッシュデザインを取入れています。


そしてもう一つ気になるのはドアサイドパネルとリヤバンパーのウッドデザイン。
これもまた2004年式の「PTクルーザー・ウッディークラシック」を模倣しているとのことですが、実際にウッド調パネルをインストールしているのか、それともウッド風カラーラッピングを施工しているだけなのかは不明となっています(ビートルにはウッドエディションなるものが存在しないため、完全オリジナル)。

インテリアは非常にシンプルなブラックカラーのフルレザーシートを採用。
センターコンソールや内ドアトリムにはホワイトレザーが張り巡らされていますが、それ以外は全てブラックにてまとめられていますね。

ちなみに、今回ベースとなっている「ビートル」は、2003年6月に日本に導入されたカブリオレモデルで、パワートレインも日本仕様の排気量2.0L 直列4気筒SOHCエンジンを搭載。駆動方式は前輪駆動(FF)で、ルーフ部分はカブリオテックスと呼ばれる布製が採用され、約13秒という短時間にて自動開閉が可能となっています。

Reference:CARSCOOPS

こんな変わったビートルもいるぞ!
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1/7(土)~1/9(月)より、福井トヨタ主催の「YOU&iスーパーフェア」がサンドーム福井にて開催されたため訪問。
これまでは福井県産業会館の青空駐車場にて開催していたこの企画ですが、今年からサンドーム福井の屋内にて変更され、トヨタ以外にもレクサス(福井)やフォルクスワーゲン福井も一部展示されていたのですが、フォルクスワーゲンが展示していた謎の「HARLEKIN(ハレキン)ビートル」を見てきました。

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以前、フォルクスワーゲンは「ピンク・ビートル」という強烈な個体を特定のディーラにて展示していましたが、今回の個体は「ピンク・ビートル」よりも更に強烈な外観を持っており、もはや痛車レベルと言ってもおかしくないですね。

上の写真にも記載されていますが、「Harlekin(ハレキン)」とは、ドイツ語で”道化師”のことで、カラフルな衣装とコミカルな演技で人々を笑いの渦に巻き込むとのこと。
フォルクスワーゲンでは、Type1の時代からハレキン仕様が作られていたとのことで、1995年にはドイツ本社が「Polo Harlekin」を限定販売したわけですが、今回特別に製作した「The Beatle Harlekin」は、新型「The Beetle」のボディカラー全8色を1台に集約しデザインで、かなりのインパクトを残していますね。

ただ、もしこれを限定販売するとなると、やはりかなり工数がかかるとも考えられますが、うまい具合にパネルごとに色を分けているということもあるので、そこまで急激なコストアップにはならなそうですね。