アストンマーティンの次期クロスオーバーモデルは「Lagonda(ラゴンダ)」ではなく「Varekai(ヴァレカイ)」にて決定。

2020-05-26

アストンマーティンは、先日のスイス・ジュネーブモーターショー2018にて、最新クロスオーバーモデル「ラゴンダ・ヴィジョン・コンセプト」を発表しましたが、今回正式な車両名称が「ラゴンダ」でも「DBX」でもなく「ヴァレカイ」になることが決定しました。
自動車ニュースサイトAuto Expressによると、このモデルは2021年に発売される予定で、ジュネーブモーターショー2018にて出展されたモデルの約40%規模を流用するような形にてプレビューすることが報告されています。
※「ヴァレカイ(Varekai)」とは、ロマニー語で「永遠/何処でも」を意味


これについてアストンマーティンは「ラゴンダの設計言語が将来どのように適応できるかを示すために、スケールモデルが製作されています」と説明。
今回改めてクロスオーバーモデルが「ヴァレカイ」と呼ばれるわけですが、この個体がは元々「DBX」に基づいてデザインされています。
そして、アストンマーティンは「ラゴンダは世界で最初のゼロエミッション・ラグジュアリーブランドを目指している」と説明し、更には自律走行技術も備えた先進的技術も備えるスーパースポーツとしての市販化が期待されています。

実用面においても、アストンマーティンの中でも圧倒的な高さを持ち、そして優秀な長距離自動車としてだけでなく、非常に広々とした室内空間と、乗降したユーザーだけが味わえる究極のモデルとなる可能性が高そうです。

Reference:CARSCOOPS

関連記事:カーペットはシルク仕上げ。アストンマーティンがエレクトリックタイプの「ラゴンダ・ヴィジョン・コンセプト」を公開(2018/3/8投稿)

先日より開催中のスイス・ジュネーブモーターショー2018にて、アストンマーティンの近未来型EVモデル「ラゴンダ・ヴィジョン・コンセプト」が公開されました。
この個体は、アストンマーティンが将来的にエレクトリックモデルの拡大と他の電気自動車メーカであるテスラ等を超えるための重要な一台、そしてゼロエミッションの高級ブランドとなります。

外観としては、何とも斬新で未来的なスタイリングでありながら、バッテリーを低い位置に設けることで重心を下げ、走行の安定性を確保しています。

そして、バッテリの上には、ガラスやカーボンファイバ、セラミックタイル、シルクカーペット、手織りのウール等、ラグジュアリーなインテリアを実現。

ドア開閉については、リヤヒンジ式ドアとオープニングルーフセクションによって作成されています。
これにより、乗員は姿勢を崩さずに車内の乗降りが可能となります。

フロントシートは、肘掛椅子にようになっており、フロアスペースをクリアするためにレールの代わり片持ちのアームに取り付けられています。
ステアリングホイールは、自律走行システムを搭載しているため、ドライバはオンデマンド上にてパイロット走行が可能となっています。

なお、今回のコンセプトモデルについて同社CEOのAndy Palmer氏は「人々は車の贅沢をある種の伝統的かつ昔ながらのアプローチに結び付けていると信じています。ラゴンダはその考えに挑戦し、現代的で贅沢なものは相互に排他的な概念ではないことを証明するために存在する」と説明。
今回のジュネーブモーターショー2018の出展が終了後、この個体は全世界の400個所にて順次展示が行われる予定となっています。日本国内での展示がいつ頃かは不明ですが、もしアストンマーティン名古屋さん/大阪さんにて出展されることがあれば、是非とも一度は生で拝見したいところです。

【Lagonda Vision Concept – A new kind of luxury mobility】