フィオラノサーキットにて、フェラーリ「488GTE Evo」がデビュー。ル・マンでの優勝を狙う【動画有】

2020-05-26

フェラーリ「488シリーズ」のコンペティション&サーキット仕様となる「488GTE」を更にハードコアに仕上げた「488GTE Evo」が、遂にフィオラノ・サーキットにてデビューしました。
今回公開されている「488GTE Evo」は、今年開催されるル・マン24時間耐久レースにエントリーしている個体で、「FXX/599XX/FXX K」のEvoバージョン同様に大幅にアップグレードした一台となっています。


この「488GTE Evo」は、メタリックレッドをベースに、レッドやホワイト、グリーンといったイタリアントリコローレのストライプを追加。
フロントガラスには、Ferrariを表記するデカールが大胆に貼付され、スーパーカー市場においても、レーシング業界においても最強を謳う一台として大きなプライドを持っていることは確実。

フェラーリとAFコルセチームがタッグを組んだとき、FIA世界耐久選手権のGTE Proクラスにて、2012年にはチームとメーカのタイトルを獲得し、2013年と2014年にはドライバやチーム、メーカの3タイトルを獲得、そして2015年にはドライバーズタイトルを獲得しています。
ちなみに、「488GTE」はフェラーリV8シリーズのトップレーシング版で、2016年シーズンの途中では「458イタリアGT2」からの置き換えたことにより成績も上々。
しかし、2012年と2014年のル・マンレースにて、LM GTE Proトロフィーを受賞するも、その後はシボレー「コルベット」や「フォードGT」、アストンマーティン「ヴァンテージ」によって奪われています。
今年は、そのリベンジも含めてのレース参戦を発表しているわけですが、パワーアップだけでなく走行性能や空力特性においても大幅にアップグレードされた「488GTE Evo」が全制覇するのか、それともその他メーカがタテになるのか非常に見ものとなっています。

Reference:CARSCOOPS

関連記事:サーキット用フェラーリ「488GTE」が給油ミスにより炎上。迅速なサポートにより消火する動画【動画有】(2016/10/3投稿)

 
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アメリカにて、サーキットテストを行っていたフェラーリ「488GTE」がピットインし、給油作業しているところ、作業員が給油ミスをしてしまい炎上してしまうという動画が公開されました。

幸い、けが人はいませんでしたが、この動画を見て非常に感心することは、万が一炎上してしまうといった問題に備えて、必ず消火係が設置されているということ。
今回の給油ミスにより、車体は炎上してしまいましたが、消火係が焦らず迅速に消火活動に徹しているあたり、しっかりとした訓練を受けたスペシャリストであることがわかりますね。