メルセデスベンツAMG「プロジェクト・ワン」の気になる内装が遂に公開。これはかなり貴重だ【動画有】

2020-05-26

ある意味初?となる「プロジェクト・ワン」のインテリア

メルセデスベンツAMGのスペシャルハイブリッドモデルで、おまけにF1技術を採用することで低排気量&高出力を実現した究極の一台となる「プロジェクト・ワン(Project One)」のインテリアが遂に公開。
競合モデルとして、(ハイブリッドハイパーカーというところにだけ着目すれば)アストンマーティン「ヴァルキリー」やマクラーレン「スピードテール」といった最低でも2億円以上の価値を持つモデルばかりとなります。


インテリアは想像以上にシンプル

「プロジェクト・ワン」は、今まで何度もその過激な外観が公開されてきましたが、インテリアは全くと言って良いほどに公開されてきませんでした。

しかし、今回ようやくそのインテリアデザインが公開されていますが、そのレイアウトは意外にも簡易的というか…非常にシンプルながらにスパルタンで、ステアリングはホイールタイプでも片側フラットボトムでもなく、完全にレーシング仕様に寄せた特殊形状を採用。
おまけにステアリング上部には、フェラーリにも採用のレブカウンターが搭載されていますね。

ダッシュボードには、僅かな物理スイッチやコントロールシステム、そしてタブレットのような大型ディスプレイが2種類搭載されていますが、操作系はF1等と同じく基本的にステアリングに集約され、ドライバが手を離さずに運転に集中できるように配慮されたレイアウトとなっています。

インテリアは可能な限り軽量化に

少し遠目から見てみると、ドアハンドル部は金属類ではなく軽量化を施すためにベルト(ストラップ?)を採用。
そして、シートは軽量化とスポーティ性を図るために薄型のバケットシートを採用していますね。
おまけに脚を少しだけリラックするすることが可能なオットマンが一体型となっています。こうしたインテリアは中々拝見することができないため、非常に貴重な動画となっています。

改めて「プロジェクト・ワン」のスペックを確認していこう

「プロジェクト・ワン」に関するスペックをもう一度おさらいしてみると、搭載エンジンは2015年にルイス・ハミルトン氏が優勝した際に使用していたF1モデルの排気量1.6L V型6気筒ツインターボエンジンを継承し、ここに各車輪に計4基の電動モータを搭載することで、システム総出力は1,000ps以上を発揮します。
AMGが掲げた特別メンテナンスプログラムとして、走行距離50,000km到達後は、エンジンを載せ替える必要があります。

車体重量は、1,300~1,400kgとなっていて、外観やインテリアにも惜しげもなくカーボンファイバを採用することで更なる軽量化が期待されます。
なお、生産台数は僅か275台のみとなっていますが、メルセデスベンツAMGが「信頼できる顧客のみ」に販売し、既に完売済みとなっています。

【Mercedes-AMG Project ONE | Walkaround Interior and Exterior】

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Reference:motor1.com