あのランボルギーニ「ムルシエラゴSV」が復活?!イランのリバースエンジニアリングが完成度高きレプリカモデルを市販化へ

2020-05-26

まさかの「ムルシエラゴSV」が復活?!

既に2010年に生産が中止されているランボルギーニのフラッグシップモデル「ムルシエラゴ」。
この個体を復活させるべく、イランのコーチビルドメーカであるリバースエンジニアリングが、「ムルシエラゴSV」のレプリカモデルを量産モデルとして市販化することを正式に発表しました。


但し品質は一切保証できないぞ…

ロシアのニュースサイト・トゥデイによれば、リバースエンジニアリングCEOであるMassoud Mradiとのインタビューにより、このプロジェクトは4年程前からスタートしていて、シャシーは本物のランボルギーニをベースにしているとのこと。

そのため、基本的な外観は本物の「ムルシエラゴSV」とほとんど差が無いものの、残念なことに車両の耐久試験や適切なインフラストラクチャー用スピードテストは一切行っていない、本物のモデルに匹敵しない品質であるとのこと(ある意味恐ろしいモデルだ…)。

加えて、一部のボディやリヤウィングにはカーボンファイバと複合材料の組み合わせが使用されているとのことですが、元々「ムルシエラゴSV」に使用されていたパーツはほとんど共有されていないと伝えられているため、軽量化は行われていないと推測されます。

そして極め付けは搭載されているエンジンで、「ムルシエラゴSV」に採用の排気量6.5L V型12気筒自然吸気エンジンは搭載されず、韓国・現代自動車の排気量3.8L ラムダ製V型6気筒エンジンという色んな意味で予想を裏切るパワートレインを搭載しています。

パフォーマンス性については言及していないものの、最高時速は280km/hを超えるとのことですが、そもそも耐久試験やスピードテストを実施していないため、仮に280km/hにまで到達したとしても、本当にそのスピードに耐えられるだけの性能を有するかといわれると非常に難しいところ(ちなみにV12エンジンも搭載できるみたいです)。

なお、十分な需要がある場合は年間50~100台生産できるとのことですが、価格は一切不明となっています。

【Iranians reveal reverse-engineered Lamborghini Murcielago SV】

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Reference:CARSCOOPS