トヨタ新型「GRスープラ」がマジで売れない…更に約20万円値引きで販売へ。日本市場ではマットストームグレーメタリックが追加で27台限定発売決定!

2020-05-27

~値引きは北米市場の話だが…~

北米市場において、BMWとの共同開発によって誕生したトヨタ新型2ドアスポーツクーペ「GRスープラ(Toyota New GR Supra)」が約10万円引きにて販売されていましたが、遂に2020年4月においても、例の社会問題の影響などで販売不振が続いたため、更に2倍となる約20万円引きにて販売されることが明らかとなりました。

CarsDirectによれば、北米市場においてはインセンティブと呼ばれる販売報奨金をディーラーに提示することが多いとのことで、ある一定数”とあるモデル”が売れなかった場合、「そのモデルを1台売ることができたら、これだけのインセンティブを支払いますよ」といったシステムが導入されています。

もちろん、これはあくまでもディーラーセールスさんの販売への士気を高めるために行われるものであって、必ずしも値下げや値引き・割引きといったことを強制するものではなく、そういった値引きなどが無くてそのまま売り切ることができれば、メーカーが提示するインセンティブ満額を受けるとることも可能になります。


~なぜ「GRスープラ」は売れないのか?~

その中で「GRスープラ」が”売れないとあるモデル”の一つになっていることは非常に残念であり、北米市場においても思ったよりも売れていないのが現状なのだと思いますが…
発売当初は、やはり映画「ワイルド・スピード」に登場した「80スープラ」の再来とも言われ、数多くの著名人に加え、人気ユーチューバーが「GRスープラ」を購入する等、その人気は高まる一方にも思えたのですが、意外とそれも長く続くことがなかったのが現実。

あとは「80スープラ」の再来とは言っても、結局中身はBMW「Z4」と同じパーツを流用していることもあって、それであればオープンモデルも楽しめる「Z4」へと流れる顧客も少なくなかったようですし、何よりも競合とするシボレー「カマロ」やフォード「マスタング」よりも100万円以上高額であったことが大きな失敗だったのかもしれませんね。

~日本市場ではまたマットストームグレーメタリックが、限定追加27台販売へ~

一方で日本市場においても、やはりそこまで「GRスープラ」が売れていないのか、当初は4気筒エンジンを搭載する”SZ/SZ-R”が納期半年、6気筒エンジンを搭載する”RZ”が1年以上と言われていましたが、なぜか今では3か月程の納期と言われているのが事実。

そして今現在もほとんど売れていない理由もあってなのか、「GRスープラ」が発売したばかりの際に登場した”RZ”ベースの日本限定24台のみ販売されたマットストームグレーメタリックが、この度2021年モデルという形で限定27台追加販売されることが決定し、しかも前回同様の抽選方式になると言われています(詳細は後日ブログにて公開)。

「GRスープラよ…そこまでしないと売れないのか」というのが正直なところで、今回も転売ヤーたちがこぞって予約するものと思われますが、恐らくこのモデルもそこまでの価値を上げずに続々とカーセンサーに掲載される時がくるのかもしれません。

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Reference:motor1.com