テスラ最強グレードとなる新型モデルS Plaidが遂に2021年6月3日よりデリバリースタート!イーロン・マスクCEOが同日に特別イベント開催を予告

果たしてテスラの勢いを打ち負かすメーカーは存在するのだろうか…

アメリカの100%電気自動車メーカーでお馴染みテスラが、4ドアセダンをベースにしたモデルSの最上位グレードとなる新型モデルSプレイド(Tesla New Model S Plaid)を発表・発売スタートしました。

このモデルの最大の特徴は、トライモーター×四輪駆動(AWD)を搭載することにより、システム総出力は1,100hp以上、0-100km/h加速時間が僅か2.1秒未満、航続可能距離は840km、そして最高時速は320km/hと、これまで市販モデルとして登場したスーパーカー/ハイパーカーを凌駕する加速性能を持ち、事実上「ナンバーを持つ市販車として世界最速で実用性高きモデル」の称号を得た一台となります。


モデルSプレイドはスペックが異常なだけでなく、コスパも異常

しかも0-100km/hの加速時間2.1秒という記録を持つ(既に販売した)市販車は存在せず、世界最高速の記録を持つブガッティ・シロン(Bugatti Chiron)でさえも2.5秒で約4億円。

それに対してモデルSプレイドは僅か16,999,000円と2,000万円にも到達しない価格帯ですし、おまけにガソリンを一切使用しない100%ピュアEVモデルなわけですから、加速性能や環境性能、価格帯において全てテスラが圧倒したということになりますね。

ちなみにテスラ・モデルSにて既存グレードとしてラインナップしているロングレンジ(9,899,000円)は、デュアルモーター×四輪駆動(AWD)ながらも航続可能距離は610kmで、0-100km/h加速時間は3.8秒、最高時速は250km/hと十分すぎるスペック。

その上のパフォーマンス(12,299,000円)になると、価格帯としては約300万円ほどアップするものの、インテリア・スタイリングの向上やカーボンファイバースポイラーといった装備内容が充実し、航続可能距離は593kmと若干下がるものの、0-100km/hの加速時間はシロンと同じ2.5秒、そして最高時速は261km/hにまで到達します。

こうして見ると、いかにテスラというモデルがコスパに優れたハイパフォーマンスモデルであるかがよくわかるかと思いますが、既に日本市場でも数多くの先行予約が入っており、その予約金は僅か12.6万円ほど、納期は2021年以降となっています。

テスラが2020年9月23日に新世代バッテリーシステム「Tabless Battery」を発表!

そしてこの度テスラは、2020年9月23日に大幅なコスト削減と車両の航続可能距離を向上させる究極のバッテリーシステム「タブレス(Tabless)」バッテリーセルを世界初公開しました。

このタブレスバッテリーセルは、セルと電力を供給しているものとの間のコネクトを形成するパーツとなりますが、この技術によってエネルギー容量が5倍、パワー6倍、そして航続距離も16%向上するとのこと。

サイズとしては、非常にコンパクトなφ46mm×80mmサイズで、セル名称を「4680」と呼び、セルフォームファクターレベルでは1kWhあたり14%のコスト削減に貢献しているそうです。

そしてこのバッテリーセルはテスラ自社で製造するとのことで、今後大幅なコスト削減による圧倒的に安価なエントリーグレード(何と約263万円!)が販売される予定とのことで、これが日本市場でも販売されれば競合モデルは存在せず、ガソリングレードのコンパクトカーとも十分戦っていける最強のエコカーになることは間違いないでしょうね(ちなみにHonda eで456万円~、日産リーフで332万円~)。

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Reference:Tesla, CARSCOOPS