噂は本当だった…スズキ新型ジムニーの5ドア版開発に向け、3ドア版ジムニー・シエラの開発車両がインドにて目撃に

3ドア版のジプシー(ジムニー)を生産する一方で、5ドア版ジムニーの開発も同時進行中

そして最も注目しておきたいのが、3ドア版ジムニー・シエラの生産と開発車両のテスト走行と同時に開発を進めている5ドア版ジムニーで、これについてはインド市場のみでの販売となり、ある程度仕様も固められているようです。

Autocar Indiaの情報によると、5ドア版もジプシーとして販売される予定で、パワートレインはビターラ・ブレッツァ(Vitara Brezza)/エルティガ(Ertiga)に搭載される排気量1.5L K15B型直列4気筒自然吸気エンジンを採用する予定で、一時期噂となっていたSHVSマイルドハイブリッドシステムの採用の可能性は限りなく低いとのこと。


全長4,000mm未満にすることで税制対策を図るつもりだったが…?

あとは全長が4,000mm未満の5ナンバークラスになると予想され(ジムニー・シエラの全長は3,550mm)、使い勝手も良くインドの税制(GST税率+目的税率を足し合わせた合計税率が29%)にもしっかりと対応した魅力的な一台となりそうですが、残念ながら排気量1.2Lを超えてしまうために、そうなるとインド市場では小型車両として扱われずに一気に45%へと高額な税金を支払うことになってしまいます。

発売時期は2021年を予定しているとのことだが…?

そして最後に、5ドア版ジムニーともなるとロングホイールベース仕様のプラットフォーム(ラダーフレーム)が必要になるわけですが、マルチ・スズキは「これから開発を進める」と説明していることから、当初計画していた2021年の発売には到底間に合うとは思えず、恐らくは2022年~2023年ごろになるのではないかと予想されます。

そして、インド市場向けに販売されているオフロード5ドアクロカン仕様の競合と言えば、フォース・グルカやマヒンドラ・サーとなりますが、これらのモデルよりもジムニーが圧倒的に優れているのが走破性や高品質なので、マルチ・スズキには可能な限り早く市販化を目指し、5ドア版ジムニーでのシェア獲得を狙ってほしいところです。

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Reference:Autocar_India