【2021年12月に生産・販売終了!】ビッグマイナーチェンジ版・ホンダ新型オデッセイに試乗!ハイブリッドの加速や乗り心地、ドライブフィールは?小回りも利くのかチェックしてみた

2021-04-18

新型オデッセイe:HEVにて公道を走らせてみよう

ディーラーを出て早速公道を走らせてみますが、2リッター直4エンジンに電気モーターを加味したハイブリッドシステムと言うこともあり、いきなりモーターのアシスト力によって一気に立ち上がっていく加速力には驚くばかり。

普段新型フィット4 e:HEV LUXEにて体感している1.5リッターハイブリッドとは異なり、ギリギリまでモーターに頼るような走り出しを見せるのではなく、いきなりエンジンと直結したかのようなダイナミックな走りなので、エンジン本来の走りに加えてスムーズな加速も体感できるのは中々に良い感じ。

ただ、これはあくまでも平坦な公道での話であって、ちょっとした坂を上る際にもエンジン主体で加速していくので、モタツキやレスポンスの悪さがこの辺りで一気に出てきたのは驚きでした。

そこまで深く気にする必要性は無いにしても、「あぁ今エンジンかなり回してるなぁ」と言うのがわかるぐらいなので、この辺りは大柄且つ重厚感のあるボディが影響しているんだなぁというのが正直なところです。


新型オデッセイの乗り心地はどうなの?

実際に公道を走らせてみての乗り心地や走り心地についてですが、これは人それぞれ好みがあるので何とも表現は難しいものの、シートがファブリック×合成皮革のコンビタイプで、特にシートに着座するメイン部分はフッカフカの柔らかいファブリックですから、走行中のフワフワ感はありました(試乗中若干酔ってしまったのは内緒です)。

特にこれといった加速や急ブレーキをすることなく、軽く車線変更したときのロールの変化を見たぐらいですが、足回りのガッチリさはあって、ロールもしっかりと抑えられているので何も不安は無かったものの、車格が大きいのとボディが重たい分、車内の揺れがちょっと気になるかな?といったぐらいでしょうか。

新型オデッセイの視界はかなり良好

視界については、Aピラーがそこまで太くなかったおかげで広々と見渡せましたし、ほぼほぼ死角も無くて快適に運転することができたと思います。

流石に新型フィット4のような極細Aピラーとまではいかないものの、それでもここまで細く見渡しを良くしたのは素晴らしく、ぶっちゃけ視界はトヨタ・アルファード(Toyota ALPHARD)/ヴェルファイア(VELLFIRE)、そして日産の新型エルグランド(Nissan New ELGRAND)といったフラッグシップミニバンよりも良かったと記憶しています。

そしてこの広々とした視界のおかげで、ハンドルの取り回しも非常に楽ですし、新型オデッセイのノーズがそこまで突き出ていないため、ある程度周りを見渡しながらコンパクトに旋回できた印象です。

全長15mmの延伸もそこまで気になりませんし、個人的には大柄なミニバンを動かしているというよりも、ミドルサイズセダンを運転しているような感覚でしたし、駐車しづらいといったことも特になかったですね。

乗り心地の好みを除いては、全体的な評価は高めの新型オデッセイe:HEV

こうして見ると、新型オデッセイは総合的に見ても実用的で使い勝手は中々良いと思いますが、やはりフラッグシップならではの重厚感が影響してなのか、坂などでの加速のモタツキはちょっと残念なポイントですし、しかしそれをダイレクトなドライブフィールと捉えて楽しむこともできるので、この点は何とも言いにくいところ。

乗り心地はフワフワした印象はあるものの、ビッグマイナーチェンジ前に比べるとガッチリした印象はあるので、この辺りはしっかりと改善されていると考えています。

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