(印)マルチ・スズキがトヨタとの共同開発でライズをベースにしたBセグメントSUVを発売するとの噂が浮上。日産の新型マグナイトもライバルに?

ちなみにトヨタはマルチ・スズキとの共同開発モデルを販売済み

インド市場をメインとするマルチ・スズキが、トヨタとの共同開発にてBセグメントSUVを発表・発売する可能性が高いとの噂が浮上しています。

海外自動車ニュースサイトAUTOCAR_Indiaによると、このモデルはインド市場にて販売されている現代自動車(ヒュンダイ)クレタや起亜セルトス、そして2020年12月2日より先行予約を受付けしたばかりの日産・新型マグナイトを競合とした一台になるとのこと。

発売時期は2022年以降?

具体的な発売時期としては2022年の初め~中盤頃だそうですが、製造元はインド・カルナータカ州ビダディにあるトヨタ工場にて生産されるそうです。

マルチ・スズキといえば、インド市場向けに販売しているコンパクトSUVのビターラ・ブレッツァを、トヨタのビダディ工場にて(2022年以降より)製造する?との噂が浮上していましたが、おそらく上述の共同開発モデルと混同していたのかもしれませんね。

ちなみにビターラ・ブレッツァは、トヨタ新型アーバンクルーザーと共にハリヤーナ州グルガオンにあるマルチ・スズキ工場にて製造されていて、今後もこのスケジュールを変更することは無いとのこと(アーバンクルーザーはビターラ・ブレッツァがベースのOEMモデル)。


ベースとなるプラットフォームはダイハツ製DNGA

ちなみに、マルチ・スズキがトヨタと共同開発するBセグメントSUVをインド市場にて販売するのは全くの初めてではありますが、欧州市場では既にトヨタRAV4 PHV/カローラ・ツーリングをベースにしたOEMモデルの新型アクロス/スウェイスを販売済み。

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そしてインド市場にて販売予定のBセグメントSUVのプラットフォームには、何とダイハツ製プラットフォームとなるDNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)が流用されるとのことで、デザインベースはトヨタ・ライズに近い?ともいわれています。

ただ、ライズ特有の5ナンバーSUVになるのではなく、どうやら全長は約4,300mmとロング仕様で、パワートレインも排気量1.5L スズキ製直列4気筒自然吸気エンジンが搭載され、将来的には強力なターボエンジングレードも展開される予定とのこと。

インド市場では現代自動車と起亜がかなり強力

BセグメントSUVモデルは、インド市場でも非常に需要の高いカテゴリの一つだそうで、現代自動車くれた/起亜セルトスの2ブランドだけで全体の50%のシェアを支配するほどに超強力。

ここにトヨタとマルチ・スズキがタッグを組むことで韓国自動車メーカーに立ち向かうわけですが、現時点ではどれぐらいの価格帯になるのかも明確になっていないものの、最も重要になってくるであろう価格帯ではかなり思い切った価格設定にしてくることは間違いなさそうです。

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Reference:AUTOCAR_India